獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200502-109

Re:訳ありの子を飼いたいと思っているのですが…
投稿日 2005年2月19日(土)05時59分 投稿者 パールちゃん

飛鳥さんへ。
どんな状態でもいいからその子を飼いたいと思うのか、あるいはそう決意する自信はないか、答はふたつにひとつだと思います。
目の傷が将来その子にどう影響を与えるかは獣医さんでもはっきりしたことは言えません。まったく視力に問題なく普通の生活が送れるかもしれないし、一定の時間経過後に失明し、失明後の生活に慣れるまでにはつききりのサポートをしなくてはいけないかもしれない。また、失明はしなくても慢性疾患の眼病になったり、それによる合併症を起こすかもしれない、またそれらに高額の医療費が必要になるかもしれない・・すべて不確定要素です。
これは健康になんの問題もない犬を飼うときも同じこと、なにが起こるかわかりません。
だから、どんな犬の場合でも、飼い主になろうとしている人に問われるのは、なにかあったときにできるだけのことをしてあげようという気持ちはありますか?ということです。
もしどんなことになってもできるだけのことはする、そう決心できるなら何も心配はないと思います。仮に失明してしまったとしても犬は楽しく幸せに暮らせます。ただし、心身の安心と安全が保証される生活を用意してあげられるなら、ですが。

それと、、、目の傷の画像を送ってもらってもなんの判断材料にもならないと思います。
それを見たところで獣医さんでさえ将来の予測はつかないでしょうから。

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