獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200503-65

きょんさんへ >しつけの敵、それは汝の身内 (笑) 
投稿日 2005年3月18日(金)19時07分 投稿者 りんママ

犬を見れば、不思議なことにその家族の家庭環境がある程度判ります。
家族仲がよい家庭には、落ち着いた子。
言い争いが多い家庭の犬は、落ち着きがなかったり。攻撃的な子。
会話の無い家庭には、感情や表情の乏しい子。

>父、嬉しそうに「う〜ん?これ食べるか〜」
>母、「ダメよそんな物あげちゃ〜 きょんに言われてるんだから!!」
>父、少し不機嫌に「食べたいって言ってるじゃないか」
>母、「ダメなものはだめなの!!」めちゃ、大声
>妹「うるさいよぉ!!犬はね・・・」さらに大声

人の子の場合も、ジジババは、甘いんですよね。
これは何処も同じです。
ウチは、隣のおじいちゃまでした。
とにかく可愛がっては下さるけれど、時折油断がならない物を食べさせる。
幸いウチの子は、食べるにトロイので、何でも口にしなかったのが幸いしていました。
初めて見る物には、母が食べないと口にしないので。
お隣の庭の境に食べ物が落ちているので、おじいちゃまが何を食べさせようとしていたか一目瞭然。(爆)
身内には厳しくつっこめますが、他所様には言葉に気を遣いました。

ウチのジジババ達も責任がないってこともあって、ひたすら猫っ可愛がりです。
それで犬は相手を見て対応を変えるんですよね。
自分に甘いと思えば、要求もドンドンだしますよ。
挙げ句の果てにジジババから 
「おまえのしつけが悪い。」とか「お母さんがダメっていうからダメなのよ〜」とか言われる始末。 

「はぁ?、自分の言葉で叱ってよ!」 って心境ですよね。(苦笑)

犬を介して家族共通の会話が増えることは良いことです。
犬を甘やかし要求に従うことや人の都合だけで可愛がるのは、本当の愛情とは違います。
犬が人の社会で暮らす為には、人に従うことであって人を支配することではないのですから。
しつけの本などを購入されて、ご家族に渡してみても良いと思います。

犬文献集にもいくつかご紹介をされていますのでご参考下さいね
http://www.vets.ne.jp/book/pc/1100.html

きょんさんが落ち込んでいる時に、涙を舐めてくれた行動も犬の「ママ、ボクが居るよ。大丈夫だよ」という言葉なのです。
喧嘩をしていると間に割って入ったり、本当に困ったら机の下などに隠れたり。
クドクドと小言を言ったり、犬にとって理不尽な要求をされたりすると、落ち着いてよとアクビをしたり背を向けてオスワリしたり。

犬は人語で話せませんが、犬語は吠え方や仕草で色々な感情を相手に伝えようとしています。
犬の様子を観察することは、犬のおしゃべりや気持ちが理解出来るようになります。
 ボディーランゲージ、カーミングシグナル、などと言われます。

でも、きょんさんが早く体調を整えられて、一緒に暮らすことが何よりワンちゃんにとって一番落ち着ける環境だと思いますよ。

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