たらこさんへ。
リーママさん宛てのレス(6月7日(火)03時23分)の内容がたらこさんのわんちゃんの場合にも当てはまると思います。ウーやガウはけして敵意を込めた声ではなく、犬なりに誠意を込めて挨拶をしている声です。
自分より若輩の同性犬にご丁寧に足をあげて股間の匂いを嗅がせるのは「これがわたくしの匂いである。覚えておきたまえ、キミたち」です。世間の波にもまれた物わかりのいい犬だと一瞬だけ相手の股間の匂いを嗅げばその犬が自分より優位であることをすぐに察して嗅ぐのをやめますが、世間知らずの幼い犬だとピンとくるのが遅くいつまでもいつまでも相手の股間の匂いを嗅ぎます。だからきっとたらこさんのわんちゃんは「まだわからんのかい、トロいやっちゃのぉ」と少しイライラ気味でウーやガガガッガウッになるのでしょうね。でも相手に歯を当てる仕草はするけれど実際に歯を当てたりしないのは相手のトロさを寛容しているからだと思います。
股間の匂いを嗅ぎあったり、ときには相手の背中に前足を乗せて2匹の犬がTの字になったりするのは『喧嘩をしないための優劣の確認作業』です。犬はみんな平等みんな公平ではなく優劣があってこそ協調する動物ですから。
犬同士が嗅ぎあっているときは体をなでたり声をかけたりはしないほうがいいです。それをしてしまうと犬の戦闘モードに火をつけてしまうことになります。いきなりガブリになったときすぐ対処できるようリードだけは張っておき、飼い主は黙って見守っているほうがいいです。
心配なのは、ウーやガルを怖がって犬を抱きあげてしまう相手の飼い主さんです。抱き上げるというのは高い位置に犬を置くことになり劣勢であるはずの犬を強気にさせてしまうことにつながります。また、抱き上げられたことで飼い主の応援をもらったと勘違いして抱っこ犬は戦闘モードに入ります。地上にいるほうも見下ろされたのでは我慢なりません。戦闘モードに入ります。ジャンプして抱っこ犬に噛みつくか､届かなければ相手飼い主の足に噛みつきます。抱っこは「さあ、喧嘩しろ！」の合図なんですよ。そのことを相手の飼い主さんにうまくお話できるといいのですが・・。そうでないと今後ずっと会うたびに戦闘モードが続いてしまいますし、相手の犬は生涯にわたってよその犬と友好的になれない犬になってしまいますよ。