プータロさん
　うちは吠えるのも仕事の犬なので、とにかく物音に敏感です。
うちの場合、無視作戦は全く通用しませんでした。人間は無視しているつもりでも、
顔や体に微妙な反応が出てしまっていたのだろうと思います（家に人がいない
ときには全然吠えない犬です）。

で、作戦を変えることにしました。
初めは吠えるのを止めさせることばかり考えていたのですが、トレーナーさんに相談して、
「吠え方をコントロールする」練習を始めています。
「吠えろ！」で吠え、「シー！」でやめる．．．という練習です。
　何かあったら１、２声吠えさせ、「シー」で黙らせる．．という形を目指していて、
少しづつできてきました。
（この練習の難しいのは、初めに「確実に号令で吠えられるようにする」必要があることです。
飼い主としてはメンタルに辛いです）

それと、吠えているときに「フセ」をさせるというのもやっていて、これも効果があります。
犬にとって、フセしながら吠えるのは難しいことだそうです。
また、フセすることにより落ち着きを取り戻すこともできます。
うちの場合、その上で「大丈夫だよ」と言ってあげると納得するようです。

いろいろやってみて感じるのは、「吠えたい」という気持を変えることはできないということです。
ほとんどの犬の場合、トラウマでも、飼い主を信頼していないからでもなく、
「犬だから」吠えたいのだと思います。
その気持を変えることはできません。
でも、「どういうタイミングで、どの位吠えるか」を教えることはできます。
ただ、飼い主に根気が要ります。何せ、犬の本性に根ざした行動ですから。
（我が家の場合、ときどきチェックしてくれるトレーナーさんがいるので助かっています。
技術的なことは、直接やってみせてもらう方がよく分かりますので。）