もう終わった話をむしかえすようですが、
ランさんのパピヨンちゃんはすでに自分が一番だと思っています。
だかららんさんが叱ったら「格下が私にさからうな！」と、
いま、その犬はあなたを躾けようとしている段階です。
そこに反抗をしてもボス犬の怒りを買うだけの状態になっているのです。
小型犬だからその程度で済んでいるだけで
これがドーベルマンやシェパードだったらすでに、手に負えない状況です。
この状態から人間を上位に持って行くのにはかなりの技が必要です。
しかし、訓練士さんなどに任せるとその人には屈服しても
あなたやご家族には今まで道理えらそうな態度をとるだけだと思います。
日頃の生活から見直して犬の地位が最下位であることを認識させる必要があるのです。
食事の順序は人間が食べ終わってからにする。
散歩や食事の前に興奮してワンワン言ってる間はその準備をやめる、与えない。
玩具は出しっ放しにしない。必ず人間が出して与え、必ず人間が犬の見てる前（出来たら遊んでいる時）で取り上げて片付ける。
犬が興奮している時は黙って興奮が去るまで待つ。この時には声をかけたり叱ったりしないほうがいいです。
マウントや飛びつきもさせないほうがいいでしょう。
その他、犬が「自分が上だ！」と思っているような行動があれば止めさせた方がいいです。
いろいろ、しつけのサイトなんかで、行動についての意味が書いてあるとおもうので、
それを参考に、あてはまる項目をさがしてみてはいかがでしょうか。

ちいさい犬ですからこのまま深刻なアルファ症候群になったとしても人間の被害はたかが知れています。
でも摘める芽はいまのうちに摘んでいた方がいいと思います。

他にプードルの方の相談に関しても将来的には同じ事が言えると思います。
お世話係の方が「それくらい大丈夫」というような回答をされていましたが、
小型犬だから許される回答であって、
まんがいち大型犬であれば許されることではありません。
ただ、まだ子犬ですので自分が一番だと思っても仕方のない時期です。
それに対していちいち叱るよりも、
上記のような方法で犬が一番格下であることを認識させながら
育てていかれるのがよろしいかと思います。
生後半年を過ぎる頃から遊びでない、「威嚇」をした時には
叱ることをすればいいのです。
それまでは善悪も何も、赤ちゃんですから。
人間を嫌いになってしまってはもともこもありません。

深刻な権勢症候群は少ないかもしれませんが
飼い主が気付いてないだけで
街はアルファな犬でいっぱいですよ。