＞海が好きさん

>しつけについては、色々な考え方があると思います。
>「人が犬の上に立つのが一番大事」というのもあるし、「どうすればイイコトが起こ
>るか犬に学習させて望ましい行動を強化する」というのもあります

　これらは実は、別に対立するものではありません。前者でやる、後者でやる、というものではないのです。原理を考えてみれば、困難なく統合できます。
　むしろこうした区分は、学閥とか、不安商法に由来するものなので、利害関係者でないならば各種方法論を並列的羅列的に見るよりも、もう一段深い原理に着目するほうが、もっと楽になるかと思います。

＞一飼い主さん

　順位を無視しても「イヌの社会では許されることになっている」時期の子犬に対して

>上記のような方法で犬が一番格下であることを認識させながら

　は不可能ですね。「上記のような方法」をとっても、「格下だと認識」できる段階になっていないのですから。
　まさしく
>赤ちゃん
　であり、
>生後半年をすぎる頃から
　しか奏功しないわけです。

　パールちゃんは「生後９５日」に着目しています。
　大型犬だとしても（というかであればなおさら）許される、のです。
　
　イヌのアルファ化傾向が問題になることも皆無ではありませんが、飼い主の「アルファシンドローム恐怖シンドローム」のほうがはるかに大きな問題でしょう。
　「上位個体が時に劣位個体的行動を示す」のも、イヌの正常な行動レパートリーです。その頻度や程度が劣位のイヌの期待より小さいのもいけないのです。
　「上記のような方法」は、必要に応じて取るべきものであって、必要がないのに行えば弊害も生じます。