獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200509-6

またまた犬の気持ち
投稿日 2005年9月2日(金)20時20分 投稿者 yoshiko

いつもお世話になっています。最近、愛犬の振る舞いに当惑することがあり、また何かご意見が伺えればなと思って書き込みしました。

愛犬は大人しくどちらかというと小心なミニチュアダックス(去勢済み♂、3才半)です。最近の生活で変化があったことといえば、約4ヶ月程前から、ノラ猫(7−8才以上)を保護し完全室内で同居させていることです。猫の方はこの先住犬のことなど意に介さない態度ですが、犬の方は常に気にしているようです。仲は良くないですがケンカはなく、犬の方が空回りして猫に向かってたまに吼えている、というような状態で過ごしています。日中のお留守番時間は2匹とも大人しく寝ているようです。

このような生活の中、つい先日、生まれて初めて犬に甘噛みではなく噛まれるというのを体験してしまいました。でもこれは、好きなおやつを置いてヴーヴー(喉の奥でうなるような声)と「いやだよ、取らないでよ、さわらないでよ」と訴えていたにもかかわらず、威嚇的な態度でしつこく体を触ろうとした私の落ち度だったと思っています。噛まれたといっても本当の本気とは思われず(私には犬が本気で噛んできたらどんなものなのか見当がつきませんが)、指の先の皮膚がチョットだけ破れてバンドエイドですぐ止まるような血が出た程度です。

自分の態度が悪かったことは反省していますし、どんな時でも人に歯を当てないような犬にしつけていないお前が悪いというご批判があろうことも重々承知しています。わからないのは、そこに至る愛犬の振る舞いと気持ちです。取り上げられたくないほど大事な物を咥えた時に、何故彼は敢えて私の傍に来るんでしょうか?

例えば私がベットにいるとすると、彼もまたわざわざベットにそのおやつを運んできて自分の足元に置き、積極的に食べるでもなく私の方を見つめます。「なあに?どうして食べないの?」と私が反応すると、なぜかヴーヴーと抗議の声を挙げます。試しに手を伸ばすふりをすると、ウガッとすごい勢いで骨を咥えて離れようとしますが、またまた私のすぐ近くまで寄ってきます。
咥えている時に「チョーダイ」と声をかければ、その骨を口から離すことはしますので、一旦取り上げることはできます。口から離したことを褒めた上で再度「ドウゾ、ヨシ」と声をかけて与えると、ようやくその骨をかじり出すというのが従来のパターンでした。
ところが最近、そうして与えても食べずにずっと傍に置いて、いつまでも同じことを繰り返すのです。私が関心を向けるとヴーヴーと言います。まれに、鼻に皺寄せて歯が見えるという攻撃的な顔を見せることもありました。

そんなこんなで、うっとうしいし、うるさいし、ちょっとつけあがり過ぎとも思われるしで、先日、敢えて威圧的な態度で体に触ってやろうとしたところ歯で抗議されてしまった訳です。彼がこんな状態になるのは特定のおやつの時だけですので、それをあげなければいいだけのこと。あげたとしても無視すればいいのだしと、噛まれたことを深刻に考えてはいないのですが(それもまた問題でしょうか?)、それにしても何故こんな態度をとるのでしょう? 

猫との同居で私との時間が減っていることへの抗議?そんな風にしてまで私の関心を引きたい?それとも遅まきながらの反抗期?

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