犬同士の関係は犬に任せればいいのです。もし、先住犬より上に立ったとしてもいいのです。今は犬の本能により生後５−６ヶ月までは成犬が子犬を甘やかす時期です。もう少したてばたとえば食事やおもちゃなどの所有欲が引き金でどちらが上位かを示す争いが生じて来ると思います。その時の関係を人がきちんと把握しそこを崩さないようにするのがいいでしょう。
ただ気になるのは、人との関係がどうなっているかです。これはまったく別の問題ですので、先住犬でやってきたしつけのやりかたが子犬に通ると思わずに、しっかり信頼関係を築いてください。私はこちらのほうが先にすべきことではないかと思いますよ。同じ犬種でもそれぞれの個性があります。その犬にあった方法で導いていくべきでしょう。そうすればいつの間にか犬同士の関係もうまく行っているはずです。
長くなりましたが、もうひとつ、多頭飼育を成功させるコツはやはり人間側がしっかり犬のリーダーになることです。そうすれば、犬は群れでいざこざを起こさないものです。
犬同士の関係がうまく行かないケースは、ほとんどが人がリーダーになっていないことが多いと思います。多頭飼育を目指す飼い主さん！がんばりましょう。