獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200602-169

なおなおさんへ
投稿日 2006年2月19日(日)09時56分 投稿者 けりーずはうす

陰睾、停留睾丸、潜在精巣といい、生後やく1ヶ月で陰嚢内に降りてくる精巣が
途中で停滞するのを、こう呼びます。
これは遺伝性疾患といわれ、発症した犬は繁殖には使用しません。
両側性のことも、片側性のこともあり、また、腹腔内に留まったままのことや、
鼠頚部といって、後ろ足の付け根までは降りていることもありますが、
陰嚢内に降りていない精巣は、癌になる確立が高いです。

手術は、実際にはこの降りていない側の精巣を切除すればいいのですが、腹腔内の場合と
鼠頚部を開ける場合とでは、方法が違いますので、手術費用もことなります。
きちんとした診断を受けた上で、手術をご相談されることを、お勧めいたします。

また、いつまでに・・とありますが、これは癌の予防ですので、それが目的であれば、
5−6歳までに行えば良いですが、ついでに去勢手術をされるのであれば、
これも目的により、早めに行っても、遅く行っても、どちらでもいいですよ。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。