獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200609-19

Re:のあのその後2
投稿日 2006年9月7日(木)01時42分 投稿者 パールちゃん

オレンジさんへ。
のあちゃん、元気そうでよかったですね。
発情のたびに様子が違うことはよくあります。前回はたくさんポタポタしたのに今回は少ないなぁとかぜんぜん無いなぁとか。その子の体質や体調や年齢(発情回数)によっても違うし、オスに会う機会が多いか少ないかなどでも変わってきます。子孫を残すための一生懸命さによって変化するのかなぁとも思います。人に溺愛されててオス犬に会う機会がなかったりすると「子孫なんてどーでもいいや」って感じではっきりしない発情になったりもします。ところが、そういう性意識が薄い子ほど、「そんなんじゃいかん、しっかり子孫を残したまえ」と性ホルモンががんばりすぎて生殖器にトラブルを招いたりもします。心と体のバランスが取れていないわけです。発情のたびに「オスはどこ? オスに会いたい〜」と飼い主の言うことを聞かなくなるくらいのほうが健全な発情なんでしょうね。
話が横へ反れてしまいましたが・・・発情時にウンチやオシッコのリズムがいつもの違ったり、軟便になったり便秘になったりはよくあります。のあちゃんが夜中にウンチをしたりしたのは発情に関係していたのでしょう。発情時は血液が大量に子宮に行くので他の臓器に回るはずの血液に影響が出るのかもしれませんね。オシッコも色が濃くて匂いのきついのをちょっとずつ何度も何度もしたりします。
検査のためのオシッコはできるだけ新鮮な出したばかりのものがいいので、自宅で取ったらすぐに持っていくか、外でもする子は動物病院の院内や動物病院の近所でさせて(後始末はきちんとね)すぐに検査してもらうのが理想的です。
シートになにか置いてそこに受けようとすると「なに? 変なものがあるよ」と警戒しますね。置いたりせずに、する瞬間に後ろから受ける物を差し入れるほうが取りやすいと思います。私は浅くて平たいお皿のようなもの、キャンプで使う紙皿などを使います。そして、すぐに清潔な空き瓶などに移して空気にふれないようにフタをして病院へ向かいます。

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