獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200609-28

虎之助 さんへ
投稿日 2006年9月7日(木)23時15分 投稿者 けりーずはうす

これはあくまでも推定、ということでお話をしますね。
虎之助さんの以前からのご相談や、今回の排便の様子、生活の仕方の書き込みを拝見して感じての以下の意見です。

B.コリーという犬は、仕事を与えられ、それをこなし褒められることを無常の喜びとして生活する種類ですね。

私が知っている、とても楽しそうに過ごしているこの種類は、牛を追っていたり、魚の養殖場で
カラスを追っぱらう仕事をしていました。

こういった犬種独特の生活を、大半をケージに入れて過ごさせることが知らず知らずにストレスを与えていたということはないでしょうか。

一度キャンプのような形で、3−4日をケージに入れず、走り回り遊んで生活してみてください。
その時にもいつものように頻回の排便をするでしょうか。たぶんしないのではないかと想像します。

決して虎之助さんを責めている訳ではありません。都会でもB.コリーは飼われています。その犬たち全てが
同じようにストレスを抱えているかは分かりません。
ケージに入れることが悪いこととも思いません。フリスビードッグは移動にクレートを使用し、メリハリを与えているようですし。
しかし、中には虎之助さんのB.コリーさんのように、ストレスを体に表しやすい犬もいるのではないでしょうか
(というか以前に、ストレスが原因で体調不良を訴えたという例をきいたことがあります)。
とくに生後6ヶ月近くというと、ちょうど成犬の体力に近い状態になり、走り回りたい年頃のはずです。

では、どうしたらいいか・・・。
まず、時間をみつけてはスキンシップを計り、できれば日常のなかに犬の仕事を与えてあげてください。
新聞や郵便物をとってきたり、「お母さんを呼んできて」でもいいでしょう。
仕事ができたら、とても喜んであげてください。

そして、できれば毎週末は、ドッグランなどに足を運び、ただ走るだけでなくフリスビーなど人と一緒に出来る遊びを
取り入れてみてください。

とにかく「人と仕事をするもしくは人の役に立つ」この楽しみがあれば、お留守番もストレスなくできるかもしれません。
この種類は何となく一日を過ごすのでなく、目的を持ち、メリハリのある生活が生に合っている犬だと思います。

もしも、すでにこういったことは取り入れていて、楽しく過ごしていたらごめんなさい。

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