下痢の程度にもよりますし、犬の体力にもよります。
たとえば、下痢の回数も多く、お腹の痛みもあるようで犬が若く元気であれば丸一日あるいは一食抜いて
胃腸をお休みすることで多少楽になるということもあるでしょう。
ですが、これがある程度の年齢になっていて体力が低下しつつあるようであれば
とにかく脱水症状になることを避けなければなりませんから、食欲があるうちは特別な食事ではなく普段のものを与えていただくようにしております。

なかぽんさんの犬さんの場合は、後者にあてはまるのですからやはりふだんの犬の体力を把握していらっしゃる
主治医の先生に伺うべき内容と思われます。
また、高齢になれば特別な理由もなく下痢などを起こすこともありますから、その時にどうすべきなのかは
普段から主治医の先生にご相談なさっておいたほうがいいでしょうね。
私の場合は、こういった症状を抱えている方には、下痢止めを普段から常備しておいていただくように処方しております。
夜中や休日などに急に調子が悪くなった時にとりあえず投与しておいていただいて、翌日も悪いようなら診察にきていただくのです。

今回は、ドライフードであってもあえてふやかす必要はありませんよ。
ドライフードは、胃の中で胃酸の作用ですぐにふやけてしまいます。
ですから、下痢がひどくなるということはありません。
しかし、脱水症状が気になるようでしたら、ふやかしたフードを与えることで水分を余分に取ることができますから
そういった意味ではひどく下痢をしているときには有効な方法といえると思います。