獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200908-57

血小板減少症
投稿日 2009年6月7日(日)21時09分 投稿者 たちうお

こんばんは。
以前はよく利用させていただいていたのですが、久しぶりにお邪魔しました。

現在9歳2ヶ月、16Kgの中型雑種犬、メス避妊済み、室内飼いです。

木曜日の朝血尿が出て、かかりつけの病院が休診日だったので別の病院へ行きました。(私は仕事のため母が連れて行ってくれました)
その時は「尿路結石」と診断され、10日分の飲み薬を処方され、注射も打ちました。
「フードを替えたほうがいい」とも言われ、療法食を注文しました。

ところが翌日、今度は吐血しまた。かたまりのようなものが出てきたそうで、母が急いでいつもの病院へ連れて行くと、そこで見つかったのが皮膚の紫斑、断続的に続く陰部からの出血(鮮血)から貧血状態であること。
血液検査の結果、血小板の数値が0.4でした。
そこで告げられたのが、「血小板減少症」の疑いが強いということでした。

はじめの病院でははただの(というと語弊があるかもしれませんが)尿路結石で、命に別状はないと言われていたので、全く予期せぬことで頭が真っ白になりました。

水曜日まで全く普通に生活していたのに、昨日は輸血までして、今は入院しています。

自己免疫的な要因であろうと言われています。
万が一なにかの中毒や、外傷性のショックがなかったか、とも先生に再度確認されましたが、どう考えてもそのようなことは思い当たりません。
本当に、突然病気に襲われたという感じです・・・。

今はステロイドを使用し、昨日200ml輸血をしひとまず昇降状態です。
陰部や口からの出血はおさまったようですが、まだ吐き気があり食べ物を受け入れません。
そのため、ステロイドと併用したいシクロスポリンという薬がまだ使用できないそうです。

先生が言うには、これらの治療に反応が見られるので、確定ではないが先生のみたてでほぼ間違いないだろうとのこと。
クームス検査というものはマイナスだったそうです。
ただ今後数値がこれ以上下がれば、ブログリン製剤(・・と言ってたと思うのですが)を使うか検討しなければならない、と聞いています。

今後どうなるのか、まだわかりません。
今日も面会に行きましたが、紫斑が多少薄くはなってきていますが数値は横ばい、目にも出血が見られました。

まだ9歳です。
彼女を失いたくないです。
このような症例は珍しいのでしょうか?

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