獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-199907-15

歯肉炎について、経験談
投稿日 1999年6月8日(火)18時06分 とどの親

こんにちは。
以前にもお話しましたが、
我が家のとど(本名 くろ)は、歯肉炎です。
腎臓から来たのか、歯肉炎から腎臓に行ったのかは
わかりませんが、現在、両方療養中です。
歯の方は、しばらく、口がくさいなあ、と思っていたのですが、
猫だし、缶詰の餌が主だからだと思っていました。
健康診断の時も先生は「ひどいけど、見なかったことにしよう。」
と一度はおっしゃっていました。おそらく、歯石のことだったのだとおもいます。歯磨きも習慣付けておらず、今となっては、
悪いことをしたなあ、と思っています。
初めてひどいことになった、と気づいたのは、
私が一週間の出張から帰った時でした。
あごを撫でようとすると、いつもなら、スリスリするのに、
嫌がっています。よくみると、口が半開きになり、
透明なよだれをだしていました。さわろうとすると、
とっても、嫌がりました。
留守の間、面倒を見てくれていたはずの同居人(配偶者)に
いうと、「普通にご飯、食べてたのに。」とのこと。
翌日、すぐ病院に連れて行くと、やはり、歯肉炎とのこと。
全身麻酔で手術しなくてはなりませんでした。
で、診察の時は、先生がさわるのは、我慢するんですよ。
で、触り終わると、く〜っ、て感じで、私のお腹に
頭を押し付けてました。
先生も「こりゃ、痛いんだよ〜。がまんしてるけどね。」とおしゃってました。手術室を案内され、どういう手術か、説明をうけ、
予約の後、一日入院して、終わりました。
その後、水ハミガキを使うように言われましたが、
続かず、一年後に2度目の手術。
その間、腎臓の数値も一進一退でしたので、
そちらの投薬も続けていました。
いまは、腎臓の薬と、2〜3日に一度イゴール液を綿棒につけて、
歯茎を消毒しています。
投薬は、通販で買った「ピルガン」があるので、とっても
楽なのですが、歯の消毒はとっても嫌がります。
投薬とセットなので、薬の缶の音がすると、
こそこそと隠れてしまうほどです。
ちなみに手術の費用は、はっきり覚えていませんが、
避妊手術より安かったような。
自分では怠けてしまうハミガキなのですが、
経済的なことよりも、何より、
猫ちゃんがとっても、つらいことなので、
まだ若いのでしたら、はやめに消毒の習慣をつけてあげて下さい。
なお、歯石のつきにくいドライフードと言うのもありますので、
(食べるのなら)それに替えるだけでも違うかもしれません。
我が家のは17歳なので、もうこれ以上手術は不可能です。
きょうは、かえったら、ちゃんと、消毒しよう。

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