獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200109-60

犬のなかの猫、猫のなかの犬
投稿日 2001年9月17日(月)06時00分 パールちゃん

いろ〜んな組み合わせがあっておもしろいですね。
うちは今はゼロですが代々4匹の猫がいて、そのどれもが犬とうまく共存していました。
最初の2猫は野良出身で、犬に対してはさんざん怖い思いをしたであろうに、
我が家にきてからは「犬にもいいやつがいるんだなー」という顔で仲良くしていました。
3代目4代目の猫はどちらも捨て子猫で、犬のおっぱいで育ちました。
犬のおっぱいで育って、同世代の子犬といっしょに成長した子猫は、猫の姿をした犬になりました。
当時は10頭前後の犬がいたのですが、猫は完全に犬の群れに同化していました。
犬たちがおやつをもらうときにはいっしょにおすわりをして待つし、
外を自転車などが通って犬たちがダッシュでワンワンしにいくと猫もいっしょになって走り出していました。
#ワンワン言わない代わりに塀の上にジャンプして見張り係です。
生きたままのハタネズミを獲ってきては犬たちの前に置き、
「みんなで遊ぼうよー」と誘いました。
いっしょに育ったいちばん仲良しの犬は、猫の真似をしてタンスに飛び乗り、
そこで寝るという犬らしからぬ変な癖がつきました。
その犬は前足を舐めて顔を洗ったりもします。
プロレスごっこのときは犬なのに猫パンチ&猫キックが得意技です。
猫は犬みたいに、犬は猫みたいになるもんなんですねー。

大好きな仲間たちとすごく楽しい追いかけっこをしていて、
でも心臓がキュッてなってしまい天に昇っていった猫・・・
3歳という命は短すぎたけれど、毎日がとてもキラキラと輝いていました。
限られた命を完全燃焼させてお空に旅立ったロシアンブルーもどきの子、
ノワは犬のなかで暮らした偉大なる猫でした。

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