獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200111-54

ご意見 ありがとうございます。m(__)m<楓さん
投稿日 2001年11月21日(水)11時19分 那智

楓さん 貴重なご意見 ありがとうございます。m(__)m
以下 長文 すみません。m(__)m

まず不安を感じていながらも子猫を譲ってもらった件です。
私達は先住猫のお友達として できるだけ相性が良いと予想される
先住猫と同じスコティッシュフォールドのロングヘアーで活発な
男の子を捜していました。
本当は女の子の方が相性が良いと思ったのですが 私達は繁殖させる
気もなく 女の子は稀に避妊手術に失敗(?)して亡くなったという
事も聞いたことがあるので怖くて男の子を希望しました。
しかしなかなかスコティッシュは見つかっても ロングはいません
でしたし 2匹目は先住猫と相性が良いか 実際に自分たちの目で
見て選びたかったのです。
私達は北海道在住です。なかなかスコのキャッテリー自体も無く
伺った先は知り合いのブリーダーからの紹介でした。

私達が見に行った時 知り合いのブリーダー宅より状態が悪いのに
驚いていました。しかしその知り合いは虫は居ないよって言うので
多少 安心してしまいました。

そして当の猫でしが ずっと隅っこに隠れていました。
私達は上にも書いたように先住猫とあそべる活発な子を探していたので
猫じゃらしで遊びますか? って聞きました。
そうしたら「遊びますよ〜」って笑いながら遊ばせようとしたのですが
当の猫は全然遊ばず 隠れようとします。
それを見て 調子が悪いのかな。って思って 「いいですよ」と言った
のですが それでもそのブリーダーはなおも遊ばせようとしました。

部屋の状態とそういった猫に関するケアの点で すでにこの時点で
不信感がいっぱいでした。
でもずっと見ている内にその猫があまりに可愛そうで・・・
幸せにしてあげたいっておこがましくも思いました。。
そうして購入を決めたのです。

翌日にすぐに手付け金を入金しました。
そうしたら 「貴方がすぐにお金を入れてくれたから (希望の)子猫
を病院に連れて行けました。連れて言ったら熱がありました。だから
遊ばなかったんですよ〜(笑)」この時すでに絶句でした。。。
長年ブリーダーをやっていて 今回 猫を迎えるのが初めての私でも
調子が悪いと思ったのに 貴方は気付かなかったのかと。。。
そうして事実が解ってまだ笑っていられるのかと。。。

この時にワクチンは当然うてなかったので こちらで治療してワクチンも
自分たちでうつ。といって引き取りに行きました。
あんな状態の中で治るわけがないですから。。。

だから 風邪に関しては覚悟して引き取ったのです。
都合良く仕事場として借りている部屋がワンブロック隣にあるので
先住猫に風邪がうつらないように隔離して 通いで治療にあたりました。
しかしかかった獣医で猫風邪の薬を1ヶ月飲ませても一向に治りません。
そうこうしている内に たぶん 私の服にでもクラミジアがついていた
のでしょう。。。先住猫にもうつりました。。。。。

我が家には猫の他にフェレットが5匹居ます。
病気は早めに対処しないと フェレットにうつるかどうかは解らないけど
そもそも苦しんでいる子達が可愛そうです。
札幌は地元ではないので 必死でいろんな人に評判の良い獣医を聞いて
まわって ようやく良さそうな獣医を見つけました。

そこで猫クラミジア症だと診断されました。
クラミジアの症状自体は早くに治まり 状態を見てようやくワクチンを
うてました。実に猫をお迎えしてから2ヶ月も後のことでした。。。
コクシジウムにしてもクラミジアにしても感染するものですよね。
体力が落ちて 免疫が落ちてかかる風邪とは違いますよね。。。
こういうのは管理不行き届きとは言わないでしょうか?
あまりブリーダーには詳しくないので 解りません。

そして次に信頼できるブリーダーから猫を譲ってもらったのに。。。
って事ですが これはどうもごっちゃになったようです。
実は私達は上にも書いたようにフェレットと暮らしています。
私は野生動物保護関係の仕事をしてまして その関係で動物園や施設
また里子として引き取った子ばかりです。

そうしたことから 最初は猫も野良ちゃんを引き取ろうと思って
いました。
市の動物管理センターの里親募集イベントにも行きました。
しかし研究者仲間から 野良は病気が怖いよ。
フェレットはまだ良く知られてない動物だから もしかしたら猫から
うつる病気だってあるかもよって言われました。
事実 ハクビシンにはうつらないとされているジステンパーも私の共同
研究者が見つけた ジステンパーを発症したハクビシンによって否定され
たのを聞いてもいました。

そして私はこれまでにいろんな動物と接して来ましたが 両親が猫が苦手
だった為 猫と密に接するのは今回が初めてでした。
そうした理由から 最初はフェレットとの相性もあるだろうから 他の動物
とも仲良くできるようなおっとりした比較的性質が固定されている猫腫から
選ぼう ということでスコティッシュフォールドのロングヘアーに決めた
のです。

だから ブリーダーから猫を譲ってもらう=病気の心配が軽減する。
と素人なので 思っていました。
自分の甘さが悔やまれます。。。。
楓さんのおっしゃる通り あんな環境で産まれた子だもの 病気や
虫がいないはずないですね。。。
部屋の隅で新聞紙を敷いただけの床に直にトイレしてました。。。
うちに来てからもその癖はしばらく残りました。。。。

唯一の救いは当の猫が我が家に来てからとても伸び伸びと暮らしている
ことです。先住のお兄ちゃん猫ともとっても仲良しで 甘えん坊で
猫じゃらしも大好きで1時間くらい平気で遊びます。
夜には私の上唇を乳揉みしながら吸ってます。
体重もぐんと増え 生後半年弱(実は生年月日すら解ってない)で
3.18kgにもなりました。
#HPで紹介してます。
#「まんまる猫亭:http://members.tripod.co.jp/ferret_cat/nekotei/main.html」

あ それと書き忘れましたが 親猫は父親がロングの折れ耳 母親は
セミロングの一つ折れでした。。。きちっとは折れてなかったけど
明らかに折れ耳同士の子です。。。
それも手付け金を払ってから知りましたが 遺伝的に弱いかもしれない
と覚悟もして引き取りました。

本当にぐったりです。
杜撰なブリーダーは撲滅して欲しいです。。。。
長々と聞いてくれて本当にありがとうございました。m(__)m
見苦しい表現等 ありましたら お詫び致します。m(__)m

http://members.tripod.co.jp/ferret_cat/index.html

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