獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200208-80

難しいですね・・・
投稿日 2002年8月20日(火)23時08分 たちうお

>あおさん。
うちにも1歳になる元捨て猫・小梅がいます。去年のちょうど今頃、犬の桃と散歩中、ダンボールに生まれて間もない3匹の子猫が・・・。
うちに連れて帰り、ミルクから育てました。幸い3匹とも元気で、愛犬・桃が子育てを手伝ってくれたので助かりました。2匹は里子に無事巣立っていきました。
うちに残った小梅は、障害があります。 というのは、まず右前足が生まれつき3本指で、爪の出し入れがききません。←これのせいで、じゅうたんに爪が引っかかって歩きにくいことはあるようです。 それから、小さい頃は、後ろ足を引きずっていたので、先生には「麻痺が残るだろう」と言われましたが、幸運なことに今その後遺症はありません。走り回っています(^^)。
 この障害があったので、獣医さんにも、バイト先でも、その子はあきらめた方がいいと言われました。もしかすると脳に障害があるかもとも言われました。でも私は諦めたくなかったので、覚悟を決めて小梅を我が家に迎えました。今は身体が小さいというぐらいで、元気です。かわいいです。

あおさんのケースで心配なのは、脳の障害のことです。私は猫の病気に詳しいわけではありませんが、可能性はあると思います。あまりよい環境ではないようですので、病気を持っている可能性は大きいですね。 私の場合もそうでしたが、病気を持っている子の里親を探すのは非常に困難だと思います。また、もしあおさんが引き取るにしても、病気を治してから里親を探すにしても、かなり大きい金銭的リスクが伴います。私が里子に出した子は幸い病気を持っていませんでしたが、血液検査代、その後にも予防接種代がかかりました。でも、拾った以上は出来る限りのことをする覚悟だったので、金額的には高いけど、惜しいとは思いませんでした。
 こういった活動をするには、金銭的・時間的余裕と、熱意と忍耐、覚悟が必要な気がします。でも、出来ることから少しずつ始めることが第一歩だと私は思っています。


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