獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200410-129

避妊手術、続き
投稿日 2004年10月23日(土)11時33分 投稿者 プロキオン

ウサギBBSの方の書き込みは、たしか「九尾のウサギ」の話題前後だっ
たように記憶しています。この夏のことです。
この辺の記憶については、お世話係りさんの方が憶えていてくれるかもし
れません。タイトルからではなく掲示板の検索機能を利用された方が早い
でしょう。


皮膚の縫合に用いる糸ですが、猫の場合ですと、身繕いから術後1週間を
たたないうちに糸を舐めて切ってしまうことは、珍しくありません。
抜糸に来院したら、2〜3糸しか残っていなかったいうことも多々ありま
して、抜糸までの期間を傷口と縫合糸を保護しなくてはということに気を
つかうパターンの方が多いです。
近隣の先生の中には、術後、猫が糸を舐め切ってしまわないで糸が残った
ままなら抜糸に来てくださいという先生もいるくらいです。つまり、ナイ
ロン糸といえども、最初から抜糸を想定していないということなのです。

昨日のワイヤー糸で縫合するという例も、ナイロン糸なら、いくらもしな
いうちに切られてなくなてしまうだろうという配慮からです。

ですから、さかんに身繕いする猫であれば、吸収糸ではなく非吸収糸を選
択して皮膚の癒合を確かなものにした方が良いでしょう。癒合が順調にす
すめば、それ以降は、猫自身に任せておけば糸はなくなってしまうでしょ
う。
糸が目につくことが気になるのであれば、吸収糸の中でも一番丈夫なもの
を使ってもらって、癒合が完了するまでは、猫が舐めないように注意して
いてください。
# 吸収糸には、種類があって、使用する目的と組織によって吸収される
  期間に相違があります。
  皮膚の縫合に用いるからには、もっとも組織の保持に優れたものを選
  択するべきだと思います。


「野生動物獣医師」、この響きは、ちょっと格好よくて、憧れる学生さん
は多いですね。
かういう私も、その1人でした。
私の場合は、公務員で身をたてて、休日に野生動物をと考えていたのです
が、何ごとも今目の前にある仕事がいいかげんであってよいわけではなく、
1人の人間には24時間の時間しかなく、休日でも仕事をしていることが
多かったです。

九州の方では、なんでも野生動物を診療対象とした動物病院が開設された
ようです。小動物の診療をしている先生方が、「それ以外の動物」を診療
するための病院(施設なのか、組織なのかまでは定かでないのですが)を
たちあげたということのようです。
「それ以外の動物」が、この場合、野生動物ですので、診療代金は期待で
きそうにもなく、ボランティアになってしまいそうに思われます。犬や猫
の飼い主さん達が、これに参加されている先生方を支えるといことになる
のではないかと思います。


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