獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200711-32

Re:蚤でしょうか
投稿日 2007年11月12日(月)22時58分 投稿者 けりーずはうす

ノミでしょうね。

>実は10日ほど前に皮膚に滴下式の蚤取りをしました。
この虫が蚤だとしたら薬が効かなかったのでしょうか?

11月4日の時点で保護して10日とおっしゃっていたので、現在2週間ほどになるということですよね。
その時点ですでにノミの幼虫らしきものがいたとの書き込みもありましたね。
ということは、新たにノミの蛹が孵化しているという解釈が良いと思います。
ノミは、動物の毛の間に卵を産みます。この卵は当然動物が動くたびに落下し、落下した場所が卵が成長する為の条件が揃っていれば孵化し
さらに条件がよければ幼虫が育って蛹となり、成虫まで育つのです。
たぶんチョコママさんのお宅でこのサイクルが回ってしまったという解釈をするほうがいいでしょう。

それと、一つ確認ですがノミの滴下剤は動物病院で購入なさったものですね。
もしも、市販で販売されているものだとすれば、それは効果は期待できませんので、残念ながら改めて購入しなおしていただかなければなりません。

>もしもう一度薬を使うとしたらどの位の間隔を開けたらよいのでしょうか?
今日初めて先住猫と対面させましたが、やめておいたほうがいいですか?

上記にも書きましたように、ノミの滴下剤がきちんと効果のあるものと仮定すれば、猫の体に新たに滴下する必要はありません。
また、先住猫さんにもノミの滴下剤をしておけば、対面してもよいのです。
というか、同じ家ですので、対面しなくてもノミが移動していけばすでに先住猫にもノミが寄生している可能性があるということです。

補足として
滴下剤を使用していれば、ノミは猫の体に付いて24時間程度で死にますので卵を産むまでに死んでしまうという計算になります。
また、メーカーによっては卵が孵化しないという効果をもつものもあります。
ということで、1ヵ月後との滴下剤をきちんとしていけばいずれノミは死に絶えます。
でもどうしても早いうちにということであれば、バルサンなどを1−2度使用すればよいでしょう。
その時は、当然猫は避難させて置いてくださいね。

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