きつい言い方になってしまいますが、何を迷っているのかが私にはわかりません。
猫はDomestic animal であって、野生動物ではありません。人間と暮らすべく生まれてきた動物であり、彼らの幸不幸はともに暮らす人間にかかっています。それだけのことです。
私は自分で手を出した猫であれば、第三者に託すということは考えません。自らの責任で飼育します、それが保護するといことだと考えていますし、そのようにしてきました。

こう厳しいことを言うのも、個人で捨て猫の面倒をみている方を知っているからなのですが、その方は私とさほど変わらない年齢で、自営のお店をやっておられましたが、営業継続を断念されて、今は中途採用の仕事をされています。
けれども、なんと家を３軒借りており、そこに猫達を住まわせています。周囲にもその事が知られてしまっていて、不在のおりには猫達を捨てられていきます。そのために、いつ終わるともしれない保護をしています。
１軒の家に収まりきれずに　３軒におよんでしまっている猫の数というのを考えてみていただけますでしょうか。
それは、もう、さまざまな問題が山積していることでしょう。でも、その方の偉いところはそれらの問題から全然逃げないところです。かなり腹をくくっている点ですね。
その方は外飼をしていませんから、家の周辺をうろついている猫達は、意図的な捨て猫か餌を求めてくる野良猫・近所の飼い猫です。それでも、ご近所には頭を下げて回っています。
その理由は、猫が好きだからだそうです。