＞にゃんこままさんへ

え〜と、お初ということでよろしいんですよね。　最近、どうも人の名前が憶えられなくなっておりまして。
「突然失礼しました」とありますが、全然かまいませんよ。飼い主さん同士でお話しなくてどうするという考えのお世話係りですから。

もしかして、犬BBSの方でマイクロチップの質問をされていた方ですか？
マイクロチップはボールペンの芯くらいの太さですが、避妊用のインプラント剤の方は４〜５ミリくらいの太さがあり、長さも３センチくらいあります。
犬に与える負担が少なく手軽に避妊ができるということで登場しましたが、犬の大きさによって有効とされる期間が一定せず、うっかりしていたら妊娠してしまったという可能性もありました。また、あちらで　けりーずはうす先生が言ってらしたようにプラントを埋め込む時期を誤ると子宮蓄膿症を誘発しかねないという問題が早くから指摘されておりました。これは、そのインプラント剤が悪いというのではなく、その少し前に注射薬で避妊できますという薬剤がありまして、そちらでしばしば見聞きされた事例があったからです。同じホルモン剤を使用していましたから、同様の事は想定されるのではないかという指摘でした。
この問題と何回も繰り返して投薬するくらいなら、手術の方がよほど簡単で費用もかからないではないかということから、飼い主さんの間では広がりませんでした。ですから、一定の期間だけ妊娠してほしくないという場合と開腹手術には問題がありそうだが妊娠して欲しくないという場合に選択されます。
一方、マイクロチップの方は、その中に設定されている１５桁の数字を教えてくれるというだけのものであって、飼い主さんに関わる情報は、その数字を登録管理している団体のコンピューターの中にあります。簡単なコイル状の構造になっていて電源すら内蔵していません。特定の電磁波に近づくと電流が発生して１５桁の数字を教えてくれるだけです。ガラスに封入されていますので、自ら動物に対して何かを働きかけるということはありません。