まず、ミニチュアプレーリードッグというのはペットショップが便宜上命名した名前で正式名称ではありません。
リチャードソンジリスやヨーロッパハタリス、そして中国産のハタリスなどが｢ミニチュア〜｣の名前で販売されているようです。
見分け方としては、リチャードソンジリスは尻尾がやや長め(6〜10cm)でフサフサしているのに対し、ハタリス類は短め(3〜4cm)でほっそりとしていること、またハタリス類は目の回りに白い縁取りが目立つこと、成体になるとリチャードソンジリスの方がやや大きめになることなどが挙げられますが、詳しくは図鑑などで実際に写真を見比べてみることや、あるいは購入したショップにて原産地を聞いてみること(リチャードソンジリスは北米産)をお勧めします。
食餌については、牧草や齧歯類用ペレットを主食に、副食として小松菜やニンジン、りんごなどの野菜や果物類、鳩餌、そして種子類をごく少量与えてください。
動物質の餌については種によって必要量が異なりますが、もしリチャードソンジリスならばゆで卵や煮干し(塩分の少ないもの)、カッテージチーズ、ヨーグルト(プレーンタイプ)などを少量与えてもいいかと思います。
さて、餌を食べないとのことですが、リチャードソンジリスもハタリスも気温が下がると活動が鈍り、冬眠に至ることがあるので注意が必要です。室温を１５度以上、なるべく２０度以上に保ってあげるようにしてあげてください。もし温度管理が十分になされているのに食欲が回復しないとのことでしたら、獣医師の診察を受けることをお勧めします。