獣医師広報板ニュース

ハムスター・リスなど齧歯類掲示板過去発言No.1300-200108-57

初めての告白
投稿日 2001年8月25日(土)23時36分 チーママ

えむえむさん 笑ってみよう! 
心の病気になってしまいそうで、心配。
万が一にもそんなになったら、それこそ「私出会っちゃいけなかった?」って
まるちゃんが悲しみますよ。
ホームセンターやディスカウントショップに行ってみよう。そこにいるハムたちを
見てみましょう。中にはすっかり大きくなちゃって、これからも引き取り手がい
ないであろう子がいるかもしれない。狭いゲージにとじこめられて・・・
そんな子を良く見かけるのです。生活に余裕があるなら、皆つれて帰りたい!
いつも後ろ髪をひかれる思いで帰ってきます。
まるちゃんに寄せる思いを、他のじっと耐えている子に向けてみることも
考えてみてね。

過去にいろいろ飼いましたが、一生私が背負っておかなければならない
罪があります。
子供が小学生のとき文鳥のペアを飼っていました。
それは懐いてかわいい子達。
ある時息子が腎臓病になって入院しました。
毎日病院通いの中、文鳥たちのお世話は、通りいっぺんになりました。
ちょっと見て「まだ餌があるな」って見ていたのです。
ある日気付くと、巣の中に2羽が寄り添っているのです。
くちばしの色が悪い! あわてて確認すると・・・
そう、あったと思った餌はカラばかり・・・食べるものがなかったのです。
1羽はすでに死んでいました。もう一羽も私の手の中で、見る見る
死んでいきます(;;) 
餌がなければあっけなく死んでしまうこと位、誰でも分かること。
だから、言い訳は出来ません。 これはピーコとピピに対して、一生私が
背負って行くべき罪です。 家族同様にかわいがっていた、手乗りの大切
な子達でした。 
病院から帰ってきた私を、どんな目であの子達は見ていたのでしょう。
「えさくれるかな? アッこっち見た、気がついてくれるかな。
 ああ、行っちゃった・・・」きっとそんな時があったでしょう。 

命を預かる事を分かっているつもりでした。でも、まだまだ人間次第
だと言うこと、体にたたき込んでいなかったのですね。
愛しのノン(愛猫)をある意味満足出来るまで飼えたという、慢心
が、どこかにあったのでしょう。
だからこそ、二度とピーコ達のような不幸な子を作らないと、
より一層覚悟してペットを飼っています。

飼い続けること、より良く飼うこと、これが私の罪の償いだと思っています。

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