獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-199901-73

リハビリ方法の前に
投稿日 1999年1月22日(金)23時52分 はやしゆうこ

脊髄をいためたということで2.3お聞きしたいのですが
自力でおしっこはできますか?飼い主がお腹を支えて持ち上げておしっこが出る
状態であれば、一日決まった時間におしっこを排泄させないと、膀胱炎になって
ものを食べなくなり血尿が出始めたら数日で命を落とします、気をつけて。
少なくとも一日3回は必要です。
それとまだ神経が足に通っているようですね、まだ感覚があるのでしたら
自分の足の毛やしっぽを自分でむしりすぎる危険はないです。これが無感覚ならば
感覚がわからないあまり、むしりすぎて血を出しててもわからない子いますから。

それと医者には言われていると思いますが、どんなにリハビリを行っても正常な
足は二度と戻らないですが車椅子などを作って歩行補助させることは可能です。
腰下は軟体動物のような状態ですか?飼い主が手を添えて助けてみて「普通のうさぎ
寝座り(お腹と後ろ足を地面につけ前足もたたんでいる状態)」まで形だけでも
戻せるのが可能ですか?そうやってみて足がまっすぐ突っ張らないようにできるなら
車椅子で補助してあげたほうが、お尻などにかかる体重圧力で血管がつぶれたり皮膚が
タコになってかたくなってしまったり、そのために足に血が行き渡らずに壊死してし
まうことをかなり防げます。それで補助してあげた上で、リハビリを行う方が
飼い主にも精神的に負担にならず、うさぎにとっても今よりは悪い状態になることが
防げると思います。リハビリもマッサージではなくストレッチを行ってください。
人の手で指圧をすると骨に付着している毛細血管にかなり負担をかけます。筋を
かるく伸ばす感じを一個所につき最長でも5秒程度以内のばしてあげてください。
腰下の筋肉という筋肉をこまかく自分で分けて丁寧に伸ばしていくことが必要です。
どうしても伸ばしきれない個所は電動マッサージ器の弱いメモリで5分以内に筋の
流れに沿って伸ばしていく感じに動かしていきます。
しかし、過度なリハビリはかえってウサギの筋肉や骨に悪影響ですので、時間と
やる内容を毎日計画を立てて実行していくことをお勧めします。

参考になるかどうかわかりませんが、人間の病院のリハビリセンターに見学して
どうやってリハビリしているかを見るのもいいかと思われます。それとうさぎの
骨組みや模形などがあれば人間とはどのように違うのかを推測していけば、十分
リハビリ方法は考えられると思います。
それと車椅子については、私が友人に作った簡易車椅子の型紙などあります。
ミシンの扱いに慣れているのでしたら十分安く簡単に作れるようなものですので
興味があったらメールいただければ、いくぶんか協力できると思います。

腰骨という難しい治療も行ったということは、その獣医さんもそうとうの
覚悟で望んだのでしょうか?それとも横浜のエキゾチックかなぁ。

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