獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-199901-9

あけましておめでとうございます>クロままさん
投稿日 1999年1月6日(水)14時11分 くまこ

こんにちは〜くまこです。
身に余るおことば、ありがとうございますぅ。
それにしても新年早々病院通いとは、大変でしょう・・・膿の方が心配ですね。
実は うちのばにらと同じケースなのでは、と心配しています。
楽しくない話ですが、仮定の話として、参考にしてみてくださいね。

ええと、ばにら(5歳・めす)は去年の4月、右目の下にこぶができて病院に行ったら
「重度の不正交合によって伸び過ぎた歯が歯肉を傷つけ、歯肉全体が膿んで、こぶのところにも膿が溜まっている」
との宣告を受け、歯を抜いたり、目の下の部分を切開して膿を出したりする手術をしました。現在も闘病中です。
(この辺の詳細と闘病の模様は「長寿うさぎの会」の 元廣ばにら のところをご覧になってみてください。うさぎリンクから行けます。)

万が一、同じ状況と仮定するとしたら、口の中のチェックをし、顔のレントゲン写真を撮ることをおすすめしたいです。
膿の発生源がある一点だけなのか、全体的に広がっていっているのか、まず確認した方が良いと思います。
一本の歯が原因ならばその歯を抜いて 徹底的に膿を出して、消毒した方がいいかもしれません。
というのは、口の中にはパスツレラ菌を含む様々な菌が多く住んでいるので、完全に消毒するのは難しいし、その菌の勢力に負けると、膿んでいないスペースも徐々に侵されていくと思われるからです。
全体に広がっている場合は、さらに厄介な状況です。
膿は 発生源を絶たないと次々と生産されるので、ただ膿を出したから治る(出さないよりはいいんだけど)わけではないので、根本的な治療がすごく重要だと思います。

それと、獣医さんも、説明もなしに切ったりするのはどうでしょうか・・・?
手術でもないのに診察室に飼い主が入れない、というのも 私は不安を感じてしまいますけど・・・
心配なのは、うさぎだし、場所的にも難しいところの膿なので、なかなか適切な対処をしてくれる獣医さんがいないことです。うちも3つめの転院先でやっと発見されました。
できれば、うさぎに詳しく、歯科技術を持っている先生だと安心なんですが、今のお医者さんはどうですか?
地域を書き込んで頂ければ、オススメの病院を知っている方がここにいるかもしれません。。。心配し過ぎかなー?

それと、今はパスツレラ菌と膿との闘病で、いつもより栄養が必要だと思います。
ペレットをあまり食べないのは 傷口が痛いのと、菌の入った歯が悪くてうまくかめないことが原因じゃないかと思うので、流動的なものをあげてみると良いかもしれません。
小動物用(なければ犬用でもまあ大丈夫)の粉ミルクを牛乳に溶かしてあげたり、オートミールをスプーン1杯あげる、というのも良いらしいです。
抗生物質を飲んでいるならビオフェルミンをあげるといいし、エビオス・ワカモトのような栄養剤も良いです。
好き嫌いがあるのですぐ食べてくれるとは限りませんが、とにかく体力を落とさないように注意してあげてくださいね。


いろいろ書きましたが、思い過ごしであることをお祈りしてます。早く元気になってくれますように!
また困った事があったら、いつでもかきこんでくださいね。

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