獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-199904-56

膿のその後
投稿日 1999年4月13日(火)15時20分 くまこ

こんにちは。
まずは ノラちゃん、ぼに〜たちゃん、手術が上手くいってよかったですね。
膿はほんとにやっかいです。膿の発生源を解消してしまわない限り、出しても出しても膿が溜まる、というのが普通のようです。
でも 膿が体の外に出てくるということは喜ばしいことです。溜まったままの方がよくありません。
いくらやってもきりがないように思われるでしょうが、あまり落ち込まないで対処なさってくださいね。
(と言っても、私も最初はかなり悲しくなっていました。。。慣れるまでちょっと時間がかかりますよね)

参考になるか分かりませんが、うちのばにらの膿のその後を・・・
ばにらも 最初の手術からほぼ1年経ちました。
その間、膿は少しずつ溜まるので 1ヶ月半に1度くらい、切開して出していました。
1ヶ月くらい前に、いつも溜まるところよりちょっと目に近い 別の場所にもぷっくりと溜まるようになりました。
その溜まっている方(右顔)は 左顔より2倍くらい大きくなって、飼い主としてもどうしようかと思っていたのですが、ある日突然 その膿の部分が自然に破裂したんです。で、中から膿が出てきました。
お医者さんからも、ほうっておくとそのうち破裂すると言われていましたが、さすがに驚きました。
でも破裂でできた穴から血がでているわけでもなく、うさぎも痛そうにしているわけでもなく、かえって軽くなってセイセイしたようでした。
その周辺を 手加減しながら押して、膿をできるだけ出し、穴に消毒液(イソジン消毒液の10倍)を入れて消毒しました。

病院では 局所麻酔をして、2、3個所切開して膿を出して消毒していますが、破裂した場合も 家ですることはそれほど変わりありません。
程度の差はありますが、出すべき膿は出せるし、麻酔をせず、血も出ないので うさぎにとっては破裂して自然に膿が出るほうが負担が少ないのではないかと 私は思います。
それ以降、穴は完全にはふさがっていませんが(でもべちょべちょしているわけでもなくて)、膿が溜まると出てきています。で、その都度拭いています。

ええと、何が言いたいかというと、こういうケースもあるよ、ということなんです。
私の場合は、病院まで遠いのと、血が出るような処置をもうなるべくしたくないというのがあったので、何度も通ってメスを入れる、ということに疑問を感じていましたが、
破裂したことで、新たな対処法が見つかったというか・・・
もちろん、病院でなんども治療したから 大体の方法が分かっていたのだし、破裂してある程度観察するまでかなり心配だったので、皆様にオススメできるかどうかわかりませんが、
こんな方法もあります。ってことで。
完治が難しい病気と付き合うのは気苦労が多いですが、お互いがんばりましょうねー。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。