獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200311-71

私の情報源は、
投稿日 2003年11月21日(金)18時09分 プロキオン

私の情報源は、こちらの掲示板ではお馴染みの「にゃおみ媛さん」が御存じの
S先生です。

乳腺腫についての発生率などについての調査されておられましたが、具体的に
はまとまっていないのではないかな?
特に、その後のお話としては伺っていませんので。
ただ、先日のセミナーのタイトルが「ウサギに避妊去勢手術をするべきか?」
というタイトルであって、先生御自身は、こういうタイトルの時は結論は出て
いるんですよねと話されていました。本日は、その理由を述べますということ
だったのです。
で、私はウサギの避妊手術をしているかというと、していません。
これは、ウサギで知られている別のS先生が腹腔の脂肪が多くて大型犬なみに
大変だったとか、別の先生がお腹の皮膚を喰い破られて大変だったとか、脅か
すからです。私自身もウサギの手術で随分と気を使った覚えがあり、できれば
他の先生にやって欲しいと考えているからです。
また、手術希望者もそれ程いないのですよ、私の住む周辺では。強いて言えば、
小学校のウサギでしょうね!
こちらは、それこそ手術の必要性がありますが、無料で手術してくださいとい
うお願いなので、私としては、ウサギの診療していますとは公にしたくないの
です。
知っている人が知っていればそれで良いし、病院にまで連れてきていれば、診
療はしますが、積極的に診療していこうという気持ちはないんです。
ま、それでも見当違いな治療をしても困りますので、勉強はしておかなくては
ということなんです。

「膿瘍」については、体と顎であれば、自然界では有意な差はないはずですが
来院する症例では臼歯がらみで顎の方が多いのではないでしょうか。

>お☆様になった女の子を調べると
 手術した子よりしない子のほうが長生き傾向があるのではないか。
 でも長生きした子は子宮系の罹患率が高くなる。
 そういった事かなぁって解釈するのですが、あっていますか?

エストロジェンを浴び続けていると、子宮水腫や腺腫になってしまうので、雄
と比較して短命に終わってしまうということです。
早期に避妊してしまえば、エストジェンの影響から解放されるので、雄と同じ
くらいに生きて行くことができるようになるのではないですかというお話でし
たよ。そのくらい子宮疾患の発生が多いということになるのでしょう。

むろん、避妊手術をしなくても子宮疾患と無関係に過ごすことができれば、雌
でも短命に終わるというわけではありません。



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