獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200510-51

これまた初めてのお話
投稿日 2005年10月20日(木)21時47分 投稿者 チーママ

にんじんさん こんばんわ
今頃ウサギさんは麻酔から覚めて、ちょっとブルーな気分かしら?
歯科処置は全身麻酔といっても時間的に短いので、まったく気に
しないという子もいますけれど(^^)
(我が家のユキはまったくダメですが)

歯茎ぎりぎりまで臼歯を削るというのは、きっと歯根の負担を
軽減するつもりでしょうね。
斜めに生えていたのが、上の臼歯との圧の関係で進んでいた
ものなら、まっすぐ生えてくると期待もしてのことでしょうし、
何よりこのまま歯根が下に伸びると膿瘍の恐れが出てくるのを
考えてのことかもしれません。
そのあたりの説明はどうでしたか?
下の歯がなくなりますと上の臼歯が磨り減りませんから、これから
それがどのように伸びるのか、下の歯が伸びてきた時どの辺りで
どの様に接するのか…
当分慎重に検診を続け、微調整が必要でしょうね。
門歯の不正咬合でも、一度調節したらそのまま問題なくなった
という話もあるようですから、こればかりは獣医さんの経験が
ものをいいそうです。
1ヶ月に一度の歯科検診で様子を見たほうがよさそうですね。

ともあれ、歯根に負担がかかるほどというのは、食餌内容を
見直したほうが早そうです。
ペレットを与えていますか?どのようなタイプのものを与えて
いますか?
ハードタイプだと歯は磨り減るものの、歯根に負担をかける事も
あるので、あえて積極的に勧めないという獣医さんもいらっしゃい
ます。牧草を食べない子ですと、ペレットを一考することも必要
かもしれません。
栄養学的にはバランスの取れたペレットも、もって生まれたその子
の歯の状態によっては、違うものを選ぶ必要もあります。
今やウサギのペレットも牧草も大変沢山の種類があります。
野菜や果物もヘイキューブやクリティカルケアも含めて、
ウサギの食餌内容で、歯やお腹を守りたいですね。

その後の経過もぜひ聞かせてくださいね。

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