獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200512-48

ペレット
投稿日 2005年12月16日(金)13時04分 投稿者 チーママ

うーたんママさん
要は尿の状態次第だと思います。
重篤な状態ならともかく、現在は再発防止ということを考えての指示でしょうから。
飼い主さんが今までどおりにしているなら、また再発する。
同じメーカーのものや、変えてもカルシウム含有量に気がつかないなら、同じ事が
起こりやすいウサギさんという認識でしょう。
アレルギーなどなら一切やってはだめですが、結石になりやすい体質だからペレット
をあげなければリスクが格段に減るだろうと考えていらっしゃるんではないかしら。
でも野菜をバランスよくあげるのも大変です。
大体にして、何十種類もの野菜を用意できるわけでなし、またそれを満遍なく食べて
くれるわけでなし。野菜も季節がありますから、どうしても品薄の時はペレットも
必要ですよね。
そういうわけで、食べる低カルシウムペレットを見つけておくのは悪いことじゃない。
そして多少おやつ的にでも、栄養補助剤的にでも、スプーンの1・2杯位あげても
別段悪いことじゃないと思います。
私なら「これは栄養管理された食事だから、これだけ食べてください」って
毎日病院の食事みたいなのが出たら、精神的にうんざりで食欲が落ちます!
たまには体に悪くても「味の濃い、着色料てんこ盛り」の物だって食べたい!(笑)
ストレスなく、楽しく、栄養を考えて、という食事の根本は人と変わらないと思い
ますね。
ウサギさん個々の遺伝や体質によって、ベストの栄養が違ってくると思うのですね。
ですから定期健診などでチェックしながら、そのウサギさんにあった食生活を心がけ
ればよいと思いますね。

ペレットといっても悪いばかりでもないし、それだけあげればよいベストのものでも
ありません。もともとペレットは営利目的にウサギを健康に効率良く飼うためのもの。
あれこれ与えるより、全部の栄養が詰まっていれば飼育管理も簡単。
決して長寿を考えてのことじゃない。
この先もっとウサギがペットとしての地位を高めれば、いずれは本当の意味でウサギの
健康に焦点をあわせたペレットが出てくるでしょう。
ただし歯根に負担の掛からないペレットは出ても、歯によいペレットは無理でしょうね。
繊維量にしてもまだまだ低いし、カルシウムは多いし、大豆蛋白だのってなぜ必要?
って、袋に書かれた成分表を見てはため息が出ます。
でもお財布の都合で、野菜が偏ったりすると、濃い尿が続いたりして大反省。
やっぱりあれこれ使って、バランスよくが一番のようですね。
その子その子に合った食生活を見つけていくのも、ウサギ飼いの楽しさかもしれません。

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