獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200601-59

Re.介護と進行
投稿日 2006年1月15日(日)04時01分 投稿者 チーママ

肺水腫とは、簡単に言えば肺に水が溜まり、呼吸が妨げられるものです。
当然呼吸困難の症状が出て、呼吸が速くなったり、ゼーゼーと呼吸音が
したり、唇や口内がチアノーゼ(酸素がいきわたらなくて紫色になる)を
起こしてくるでしょう。このあたりはネット検索で肺水腫を調べてみて
ください。人間と同じ過程を示すと思いますから、人間用の記載でも
基礎知識には充分です。
肺水腫の多くの原因は心筋梗塞や心臓弁膜症などから来るようです。
人間と同じで、強心剤や利尿剤、酸素吸入などが必要になるでしょう。
大元の原因を治療しなくては回復は難しいですが、もし原因が心臓に
あったとしてもうさぎの心臓手術はないでしょうから、現状維持か
症状の緩和を狙うしかありません。
今現在どの程度の症状が出ているのか分かりませんが、酸素と二酸化炭素
の交換という呼吸の大元が上手くできていないのですから、当然安静
に努めます。
うさぎの心臓は小さく、弱いものです。それだけに早期発見と的確な
投薬が必要になるのではないでしょう。
まずは利尿剤で肺の中の水分を減らす事を考えるのではないでしょうか。
肺水腫は犬猫でもありますので、このあたりは獣医さんのアドバイスが
重要になります。
飼い主として出来るのは、安静と保温です。水分摂取の制限もあるかも
知れません。いざという時の酸素吸入も考えて、獣医さんにアドバイスを
頂いてくださいね。

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