獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200605-46

腫瘍の検査
投稿日 2006年5月7日(日)17時12分 投稿者 チーママ

これはもう、細胞をとって培養して…ということでしか分からないと思います。
ですから普通は、手術をして切除した患部の細胞を取ってから、と言うことになります。
下手に腫瘍をつついて、がん細胞をばら撒く危険もありますからね。
ただ普通経験ある獣医さんなら「おそらくこれは○○だろう」と見当が付く
はずです。悪性か良性かの見当も。
「おそらくこれは○○で、詳しくは検査をしなくては断定できないけれど、
 悪性の可能性が高いです。転移している可能性も高く、年齢と今の体調
 から見ても麻酔のリスクも高いと思います。手術をしない場合は、××を
 与えて様子を見る方法があります」
位の説明が欲しいところです。
でないと飼い主さんは次の一歩が踏み出せませんよね。
確かに今はワンちゃんの予防接種で大忙しの時期ですが、病気の子をないがしろ
にする獣医さんはいらっしゃらないと思います。
飼い主さんが要点をつかんで質問するのは、獣医さんも助かるものです。
もう一度、どうするか判断する為には何が知りたいか、要点をまとめてから
聞いてみてはいかがでしょう。
あと、「人気がある」というのはウサギさんについてでしょうか?
偏見を恐れずに言うならば、「犬猫飼いさんに人気がある=ウサギを診れる」
とは限りません。獣医さんは内科も外科も歯科も何でもやらなくてはなりません。
その上、鳥類から哺乳類、時には爬虫類まで。実際には、それは無理です。
ウサギは哺乳類ではありますが、犬猫など捕食する側とは違うものです。
3時間も待つのなら、電車で1時間半かかっても行ける範囲だと思います。
セカンドオピニオンを求める時は、それくらいの範囲を広げてもよいかと思いますよ。
昨今はかなりウサギを診てくれる病院も増えました。
検索で「お住まいの地域・ウサギ・動物病院」などのキーワードで探したり、
下記のサイトの病院リストなどで探してみてはどうでしょう。
(ご利用はあくまで自己責任で)
ウサギを診る先生は結構ウサギ好きで、時として飼い主より熱心だったりしますよ。
より良い一歩が踏み出せるように、祈っています。 

http://www.usagi.cn/

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。