獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200605-91

皆様 ありがとうございます♪
投稿日 2006年5月11日(木)22時52分 投稿者 チーママ

沢山のお返事をつけていただいて、本当に感謝です。
他にも同じ経験をした方がいらっしゃると、参考になりますね。

こまめさん
ペレットを元に戻されて様子を見てはいかがでしょうか。
ウサギの餌を変えるについては大原則があります。
「いきなり変えない。切り替える時はおなかの様子を見ながら、徐々に
 混ぜる比率を上げて、切り替える」です。
以前も投稿しましたが、ウサギさんの消化に欠かせないのが腸内細菌藪です。
この細菌さんたちはどうも器用ではないらしく、いつもの材料(餌)にあわせて
働くようになっています。ですからいきなり違う材料を与えると、上手く働か
なくて消化不良を起したりします。
ちょうどお腹の敏感な人が海外に行ってお腹をこわすのに似ています。
またウサギさんの嗜好は大変狭く、頑固です。
これは野山に暮らすウサギさんたちが、長い間に身に付けた安全策かな?って
思っています。
野山には実に沢山の野草があります。中には体によくないもの毒のあるものが
あります。ウサギさんたちはどれが安全かを長い間に身に付け、子ウサギたちは
親ウサギが食べるものだけ食べるようになる。
下手に目新しいものは食べない。って思ったのです。
(その割には変なものをかじりますが:涙)
そう考えると、いくら人間が「体にいいのよ」「もう大人だからアルファルファ
原料でなく、ティモシー原料のペレットにしましょう」って言っても、都合よく
食べてくれるとは限らないのもうなずけますし、ましてやまったく食感も味も
違うペレット・牧草・野菜では、すぐにあれこれ食べてくれないのも仕方ない。
って思っているんです。
そしてそれは子供の頃の学習がものを言うのですから、大人になって嗜好が
決まったウサギさんの食生活を変えるのは、本当に苦労するわけですね。

また本来は牧草で育つのが一番安全なウサギさんですが、ショップなどでは
飼育に楽で健康管理が確実なペレットを使うことが多いですね。
でもこれも私は人間の育児と同じかと思っているんですよ。
母乳で育てている子はいくらあげても肥満にならないそうで、逆に粉ミルク
で育てている子は太りすぎ注意だそうです。
もちろん各社より母乳に近く、健康に育つことに留意して質の高い粉ミルク
を開発する訳ですが、、まだまだ母乳にはかなわないと言うことでしょうか。
ウサギさんの牧草とペレットの関係みたいで、面白いなって思っています。
牧草が食事に占める量が多ければ多いほど、後天的不正咬合もカルシウムの
問題も悩まずにすむようです。
幸いこまめさんのウサギさんは牧草を食べてくれているようですから、
どうかこのまま牧草主食にしてあげてください。
そしてサプリメント的に健康補助食としてペレットをあげる。
また、将来具合が悪くなった時に「食欲の呼び水」となるように、
お野菜にも慣らしておく。
こんな感じではいかがでしょうかしら?

もぐもぐさん
我が家もダンボール大好き!のユキがいます。この子は壁紙も大好きで(TT)
ビリビリできるのも楽しいようです。
なので、本来ならベニヤ板でもお勧めしたいところですよ。
でもおしっこやウンチで汚れて困りますよね。
ダンボールなら手軽に取り替えられるし。
少なくともゲージの底がはずせるなら、ゲージの底より広いダンボールの
上にゲージを載せると、たいてい端からかじるウサギさんですから
ひょっとすると大丈夫かも…

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:「ペット用品販売」「犬の快癒整体」OrangeCafe様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。