ぐったりして運ばれたウサギさん。診断は毛球症。
で、それを診られたある獣医さんとのお話です。
治療は「腸管蠕動促進剤＋ビタミン類＋皮下輸液＋毛球除去剤」で
様子を見る。どうしてもダメなら…手術です。
今まで私は毛球症でぐったりするところまできたウサギさんに
毛球除去剤はダメだと思っていました。
毛球除去剤（ラキサトーンとかペトロモルトとか）は白色ワセリン
など油性の物なので、毛球をコーティングして、毛球が水分を吸って
ほどけるのを妨げるという話を聞いていたものですから。

で、何か他に医療用の除去剤があるのかと、たずねてみました。
お返事は「普通の除去剤（経口）です。」
「コーティングが起きて問題になるほど、圧縮された水分を含まない真の毛球というのは、よほど絶食絶飲の時間が経過して初めてなるモノですから、初期治療の段階では、むしろ、必ず使うようにしております。」
とのお返事でした。
むしろ早い時期ですと、あわてて開腹しても胃の中は水分があってぐちゃぐちゃ
で、きれいに毛球を除去するのに手間がかかることもあるようです。
特にレントゲンで胃が大きい時は、そういう傾向があると経験から判断され
ているようです。
これがこの先生の経験だけなのか、他の先生はどうなのか、そこまでは
分かりませんが、一度そのあたりもかかりつけの先生にお聞きしてみては
どうでしょうか。
ただし、あくまでもその先生なりのやり方というものがあります。
そしてそれは、その先生の経験から出来た一番安全かつ効果が期待でき
るやり方ですので、無理に他の先生のやり方をお願いしても
「やったことがないので責任が取れない」という事もあります。
でもダメ元で「先生毛球除去剤はどうでしょう？」と聞いてみても良い
かと。案外「そうね。やってみましょう」というのか、「この状態では
使わない方が安全」とおっしゃるのか。
いずれにしても、飼い主と先生とのコミュニケーションにはなると
思いますよ。
それとも、毛球除去剤はためし済みですか？

一応情報提供でした。様子はどうですか？