獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200710-3

Re:うさんぽetc・・・。
投稿日 2007年9月2日(日)23時01分 投稿者 チーママ

隠れるのもおどおどするのも消極的「拒否」ですし、引っかくのは積極的「拒否」です。
この場合は、ひたすらウサギさんをほって置く事。
ウサギさんから来るまで、じっと我慢の子です。
今の調子で、時間をかけてゆっくり仲直りをしてください。

さて、リードはウサギさん用になっているものなら、どれでも使えます。
ウサギさんの肺も心臓も、体の割りに小さいので、胸を締め付けない、首を締め付けないタイプのものなら良いと思います。
また、ウサギさんは大変神経質で、見慣れないものに神経を尖らせます。
でも好奇心も強い動物ですから、まずは見せて「なんでもないの」と慣らす必要があります。
どうしても急ぐ場合は、ウサギさんの普段行かないところに連れて行くと、怖がって固まりますので、その間にリードを付けます。
でも、確かにリードをつけているウサギさんは沢山いますが、あくまでもその子の性格次第だと思います。物怖じしない、おおらかな子なら良いですが、臆病で神経質な子には、リードは怖いものでしかないと思います。
どうしてもリードをしたいですか?

まず、ウサギさんは基本的に「体を拘束されるのが怖い」という事があります。
ウサギは被捕食動物、つまり食べられる側の動物ですから、「捕まる=食べられる」なのです。これは本能ですから、仕方ありません。
と言うわけで、ウサギさんにリードを付けるというのは、簡単な事ではありませんし、ウサギさんにとっては大変怖いことなのです。

ちなみに、我が家は生後3週間から人が育てていますので、やはりリードに慣らそうと1.5ヶ月位で試しましたが、1匹は暴れまくりますし、もう1匹は固まりますし(^^;;
はずした後はビクビクおどおどして、ストレスの強さを感じました。 
また、ウサギの骨は大変弱いものです。あの体で、逃げる為に高速で走る為に、鳥のように骨が軽く出来ているのです。その上、他の動物と比べて、骨折の治りが2・3倍かかりますし、治りにくい動物です。なので、下手に暴れて骨折でもされたら大変です。
結局どうしてもリードはしなくてはいけないものでもなく、あくまでも飼い主の願望だけでしたので、リードはあきらめました。

どんなウサギさんもリードが出来る訳ではないと思った方が、無理が無いような気がしますよ。

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