獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200711-3

Re:かりんの近状
投稿日 2007年11月1日(木)03時00分 投稿者 チーママ

前歯がV字になるのは、我が家でもありました。
まったく器用に削れてくれるものです。
自然と削れて普通になるかもしれませんし、様子を見て不都合が起こりそうなら、削っていただくと良いでしょう。
お腹がすくとお皿を放り投げたり、ゲージをカジカジするのは、ウサギさんの得意技ですが、これが削れ方を変にする事があります。
あまりお皿を放り投げる子の場合は、軽いものにするか、固定式のものにする。
ゲージをかじる癖のある子には、かじる部分に100円均一で売っているような安い網(目が1cm四方以下の細かいもの)を貼り付けると、口先が入らないので、かじらなくなります。
歯の方は、食べにくそうにするとか、食べなくなるという事が無いか、経過観察してくださいね。

で、気になるのは、要求されるたびにご飯を上げること。
無制限に上げるのは、人間同様メタボリックシンドロームになります。
肥満になると、肝臓や腎臓を悪くしたり、呼吸器や心臓を圧迫して、結局つらいのはウサギさんという事になります。
ウサギさんの脂肪は、目に見えにくいところ、つまり体の下側、内臓周辺に付きやすいのです。
背骨を肩たどっていき、腰の辺りから下の背骨が肉に埋まっているようなら、太りすぎです。そこまでいくと、内臓脂肪はかなりついているそうです。
長生きのウサギさんは、やはりスマートな子が、圧倒的に多い気がします。
肥満はウサギも人間も、良い事ではありませんね。

とはいえ、急に餌を減らすのはよくありません。
まず、ペレットは低カロリーのものに変え、今までの量より数粒減らしてみてください。
「今まではいくらでもくれたのに、なんでくれないの!」って、しばらくはお怒りでしょうが、賢いウサギさんは、ちゃんとくれないことを学習します。
お皿を咥えてくる姿に飼い主の方が弱いなら、与えた餌がなくなったら、お皿を片付け、牧草だけにしておけばよいのです。
何しろ食欲魔人タイプのウサギさんには、与えれば確実に肥満になり、成人病まっしぐらになってしまいます。
長生きしてもらう為にも、体重管理は一番大切なことだと思っています。

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