獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200806-50

Re:また心配事があります
投稿日 2008年6月8日(日)15時57分 投稿者 チーママ

りんこさん こんにちわ。
お尋ねのサプリメントは、普通に市販されているもので、特別に薬効などをうたってはいませんから、とりたてて使い合わせがどうのと言うものではないと思います。
一般的にウサギ用に売られているサプリメントは、使い合わせがどうのといった弊害があるようなものは売られていないと思います。使う飼い主さんは、獣医学には素人ですからね。ですから、極端に言えばサプリメントだけで生きているようなうさぎさんがいても、死なないといったところかと思います。まぁ、それが健康的かといえば、人間に置き換えてみれば分かるとは思いますが。
それよりも、良く「通院がストレスになるから」という事で、病院に行くのをためらう飼い主さんがいらっしゃいます。でも「もう少し様子を見てから」と言っているうちに、病状を酷くして通院回数が増えてしまったり、治るものも直せなくなる事があります。
さりとて「昨日1度くしゃみをした」で、病院に駆け込むのもどうかとは思いますが。
どの時点で連れて行くかその見極めが難しいところですが、診察していただくという事は、うさぎさんの健康を守り、うさぎさんが毎日快適に暮らすためには、大変重要な事だと思っています。

さて、りんこさんのうさぎさんは、だいぶ前からお鼻の状態が思わしくないようです。
それが(1)パスツレラやEZなどに起因するものか、(2)もともとの骨格の形状から涙腺や鼻腔が狭くなっていて詰まりやすいのか、(3)不正咬合による圧迫によるものか、そればかりは獣医さんが診察しないと分かりません。(2)の場合は、今までのりんこさんのやり方でよいでしょうが、(1)なら早急に何とかしなくてはなりませんし、(3)ならば様子を見ているうちにも病状が進行し、駆け込んだ時には手の施しようがない事も。(ただ、りんこさんのうさぎさんは1歳前でしたよね?その若さで不正咬合は少ないとは思いますが、ないわけではない。)
前脚の内側がガビガビと言うので、獣医さんが一番に疑うのは「不正咬合によるよだれや鼻水」です。不正咬合と言うのは、何も歯の伸び過ぎだけではありません。噛み合わせがずれる事で、噛んだ時の力が涙管にかかってつまり気味になり、そこに細菌感染をおこして… という事もあります。うさぎさんの目から鼻に抜ける涙管はとても細いので、詰まり易いのだそうです。そうなるとスピスピいったり、お鼻がぐずぐずになったりもします。なので、ぜひ早めに獣医さんに診ていただいてください。
通院のストレスを思うあまりに、大事な時を逃さない事が、一番うさぎさんの為になりますよ。
お大事になさってくださいね。

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