獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200806-6

Re:成長期のうさぎ
投稿日 2008年5月9日(金)11時02分 投稿者 チーママ

まずは順調に体重が増えているようなので、健康な子ウサギさんではないでしょうか。
まだしばらくは、このまま様子を見ても良い気がしますよ。生後半年前で「肥満」のウサギさんと言うのは、今のところ聞いたことはありませんから。
一般的に、生後4ヶ月くらいまでは体の基礎部分が育つ時期ですので、食べ放題で良いとされていますね。逆にこの時期に体が必要とする栄養分が不足すると、大人になってもどこかしら虚弱な部分が出てくる恐れがあるようです。特にウサ飼いさんが気にするカルシウムも、この時期に十分とって、ほんの少しの日光浴(レースのカーテン越し位)をして丈夫な骨を作って欲しいと、我が家の獣医さんは言います。

で、体重の増加ですが。このウサギさんのパパママがもし大きいタイプなら、当然この子も大きくなる体質かもしれません。
また人間の子供と同じに、成長が他より早くて大きな赤ちゃんが、必ずしも大人になっても大きいとも限りません(その逆もありますね)。
成長曲線のカーブは個々に違うもので、その子が生まれつき持つ大きさに近づけば、自然とカーブは緩やかになると思います。
一番大事なのは、「体の大きさに対して適正な筋肉が付いているか」という事だと思います。それを知るには、2ヶ月位になったら、ウサギを良く診る獣医さんに診ていただいて、太りすぎなのか、適正な体重なのかを教えていただく事が大事だと思いますよ。
きっと獣医さんの経験から、「この大きさなら、この体重で大丈夫ですよ」とか、「この調子なら、3ヶ月くらいから餌のコントロールを始めた方がいいでしょう」とか、アドバイスしてくださると思います。

ともあれ、今の時期に大事なのは「体重が増える事」です。
また同時に、常にペレットが残っている状態ではなく、ご飯の直前には食べきる量を見極めて、一日何g位の食餌をしているかを知る必要もあります。1日量が分かっていると、餌のコントロールが始まる時に、とても役に立つと思いますよ。
また成長が早いウサギさんのようですから、もし牧草にアルファルファを与えているなら、少しずつチモシーの割合を増やして言っても良いかと思います。ただしチモシーだけにして、逆に繊維分が多すぎ、栄養が足りずに、体重増加が止まったり減ったりしてはいけませんので、そのあたりは毎日の体重を見ながら調節してくださいね。
また経過を教えてくださると、嬉しいです。

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