獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200806-68

Re:膀胱穿刺
投稿日 2008年6月14日(土)12時46分 投稿者 プロキオン

普通に考えると、膨らんでいる風船に針を刺すことになりますので、不安を感じる事はむしろ自然な事です。
でも、これがマジシャンとなりますと、本当に膨らんでいる風船を破裂させずに針を刺して見せてくれます。やり方があるということですね。
私たちも避妊手術くらいの開腹手術でも、膀胱が膨らんでいると、膀胱穿刺をして尿を抜いています。これは日常的なことです。ですから、膀胱の保持と針先のコントロールがきちんとできれば、危険な事でもないわけです。

このあたりの話となると、やはり飼い主さんと獣医師では相違が生じてくるように考えられます。
獣医師の場合ですと、実体験、経験者の話、セミナー等での説明等においても、より具体的な事象として思い描く事が可能だからです。なるほどと思うような説明が簡単にできるのです。これが、飼い主さんに説明する場合ですと、共通する認識に違いがありますし、上手な例えが思いつかないと、かえって不安をまねきかねません。うまくせつめいできないなと思ってしまう先生ですと、無口になってしまいがちですね。
獣医師も最初から説明上手なものはおりませんから、経験を重ね、数を重ねて、説明上手になっていきます。
ですから、飼い主さんも どこが理解できないのか、どの点が不安なのかを伝える事は、とても大切です。獣医師を鍛え、育てる事につながっています。面倒なように感じるかもしれませんが、飼い主さんにも獣医師にも益とするところが多いのです。
ということですので、飼い主さんは、病気についてであれば、もっと積極的に主治医の先生とお話をするようにしましょう。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。