獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200905-27

Re2:標準体重について
投稿日 2009年4月4日(土)22時56分 投稿者 チーママ

パンが好きなんですね(^^)

確かに炭水化物は、腸内発酵を助長するし、どんな本を見てもお勧めではないどころか、「あげてはいけません」になっています。ウサギのおやつと称されるものも、厳格な獣医さんは「ダメ!!」って言います。乾燥野菜か果物でもなければ、炭水化物を必ず使っていますからね。食パンは塩分が入っているので、お米よりよろしくない。
という事で、一昔前までは私も「ウサギのお腹には良くないので、絶対やめましょう」でした。

でも最近は、ちょっと違います。
あれもダメ、これもダメ、っていう食生活、私達人間はどうでしょう?
ファーストフードもスナック菓子も、食後のスィーツもなくてもちっともかまいませんが、少しあれば生活の彩りにもなりますね。
それがチョコレートなど、動物にとって毒になるものならダメですが、バターの付いていないトーストの端っこを少しあげたりもらったり。
ウサギさんも飼い主さんも、食べ物を分け合うのは楽しいひと時ですね(^^)
要は程度の問題だと思うのですよ。
またそうした事が、健康度合いを見る目安になることもあります。

我が家ではバナナがそうです。
朝起きた時、我が家のうさは一緒に台所に来て、毎朝一切れのバナナをもらいます。
「ちょうだい ちょうだい」ってぴょんぴょんクルクル、「早く早く」って足をつついて、もらうとうれしそうにくわえて、自分の場所まで駆けていきます。
これで「今日も元気だな」って事。
一緒に来るけど、せっつかない。もらってもうれしそうに駆けていかない。
「あれ? ちょっと調子が悪いかな?」
残したら「うーーーん。変だぞ」
一緒に台所まで来ないとなったら「病院へ行くか?」です(^^;;
これは会社から帰宅した時にも、もう一度繰り返されます。
バナナは、我が家の健康のバロメーターです。
本当なら多少ダイエットした方が良い子ですから、バナナはやめた方がよろしい。
でも、ウサギの調子を見るのに一番分かりやすいんですよ。
ひでさんのウサギさんにとっても、トーストはそうしたものかもしれませんね。

また、ある程度色々食べられる子は、食滞などの時に食欲の引き金が多くなるともいえます。
栄養管理をばっちりしていても病気になる時はなりますし、反対に安売りペレットでも長生きする子は長生きします。ご長寿10歳過ぎウサギさんの好物が、パンというのもありましたっけ。
無理に食べさせることもないですし、食べないならその方が無難でしょうが、反対に絶対あげてはいけないものでもないと思うのですが。どうでしょうか?

簡単な肉付きチェックの一方法は、背骨の腰の辺りをみる事と、獣医さんに教えていただきました。
首の方から背骨の両側を指ではさんでたどっていって、腰の辺りで「背骨の両側がはさめるならやせすぎ」「ほどほど背骨がたどれるならOK]「背骨がまったく挟めずに、両側の筋肉に埋もれてしまうようなら太りすぎ」だそうです。
また首の下のマフマフがたっぷりで首が埋まるようでは、要注意。
前足の付け根〜ひじあたりまで、すっきりしていればOK。たぷたぷしたら要注意。
特にうさぎさんは、背中ではなくお腹側に脂肪が付きますから、気をつけてくださいね。

ウサギさんが楽しい♪ 飼い主さんが楽しい♪ ウサギさんの表情がキラキラして、ウサギさんとの生活に笑い声が上がるのが一番ですね。 
あれダメこれダメと神経質になって、ウサギを飼うことがつまらなくなってはいけません。また「だって好きなんだもん!」って、好きなだけ与えるのもかわいそう。
健康には気をつけて、何事もほどほど程度問題で。 
という事で、いかがでしょうか?(^^;;

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