獣医師広報板ニュース

モモンガ掲示板過去発言No.1600-199806-6

キムその後
投稿日 1998年6月23日(火)01時33分 GREEN

今日は〜御無沙汰してます。ぐりです。

キムの腫瘍は一反は大きくなったものの(薬が変質して結晶が形成され、
大きくなってきたため薬が薄まってきて、おまけにキムとの遭遇できる時間が不規則だった)、
現在はかなり目立たなくなりました。
毛並みも良くなったようですが、現在のところ換毛期には入ったようでツ−トンカラ−となっています。
で、当然背中の皮を掴むときには毛が抜けやすいです。
現在、キムは2匹とは別のケ−ジで単独飼育を行っています。
というのも、投薬の際にはキムの出現、キムがケ−ジの外に出ていること、
僕本人がその場に居合わせ起きていることが第一条件なので
これらを合わせるためにはキムの気分次第になってきます。
巣箱の中からキムのみを強制的に引きずり出したり、
薬を餌の上にたらしてキムのよく行く通り道に置いておく
といった方法もありますが他の個体にストレスを与えたり、
他の個体に食べられたりする可能性が十分にあります。
また、キムが自発的に薬を飲んでくれない現在はキムを強制的に追い回し、
頚椎の後ろの皮膚を掴んで無理やり飲ませておりましたが、
これを繰り返すことによりキムはケ−ジの外に出ると危険な目に合うと学習してしまったらしく、
ケ−ジの外に出る頻度や時間も僕が部屋にいて起きている時間帯に出てくる頻度や時間も激減したようです。

そこで、今回は薬のフ−ドミキシング、キムの単独隔離という作戦をたてました。
この方法をとれば、最初はキムにストレスを与えるものの、
オヤツに直接薬を垂らせばキムが自発的に薬を取り込んでくれ、キムのみに投薬が可能であり、
キムの出現時間やケ−ジから出てくるのを待ったり、他の個体に影響を与えたりしなくて済み、
キムのみに薬を与えることができるのです。
以上の事柄から、現在キムの単独隔離飼育を開始、継続しています。
ちなみにオヤツはキムの大好きな「りすちゃんのまんま」をやってます。
「スタミノン」をやりたいけど近場に売っていない・・・(;_;)

でわっ。

p.s.何だかキムに金玉のようなものができている・・・抗腫瘍剤の影響なのか・・・?
http://www2.marinet.or.jp/~kamui/

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