さくぞう君へ―
さようなら、またね。

YMさん。失意の中、ここに知らせてくれて、
それだけでも大変なことですね。
どうしても自分を責めてしまいますよね、
すごく辛いけど、僕は、それもありだと思います。ひどい言いかたですよね。ごめんなさい。
でも、僕は、こう思っています。

　後悔の大きさも、悲しい気持ちの大きさも、寄せていた愛しさの大きさ。
　彼らはきっとその大きさを知っていると思う。

だから、いっぱい考えて、いっぱい悲しんで、いっぱい後悔してもいいと思うんです。後悔しつくさないと落ち着かない気持ちもあると思うから。

皆もそうかもしれませんが、僕は、小鳥にいろんな事を教えられ、与えられていると感じています。
(故)青君(セキセイ)は、少し目をはなした隙に自らコップの水で溺れて、逝ってしまいました。後悔は尽きませんでした。
その直前まで、今生きているこの瞬間に全てをぶつけているかのようなその姿から、いつも僕の気持ちに突き刺さってきたもの。
逝ってしまった後も、気持ちの中で輝いている、青君がくれた"それ"が、僕にとって、青君が生きた証だと思いました。
僕は、"それ"が自分の中で薄れないようにしたいと思って、次の子を迎えました。
そういう僕のエゴを、次の子達は、見事に上回ってくれました。
どうしようもない気持ちの中で、証であったところの彼らは、すぐに青君と同じか、それ以上に大切な存在になったのです。
　僕が薄情で忘れっぽいだけだったのかもしれませんが…

だから、と言うわけじゃないですが、
まだそんなこと考える時じゃないと思いますが、
落ち着いたら、
また飼えるといいですね。