獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200005-120

単身赴任
投稿日 2000年5月30日(火)00時31分 しまこ

またも短期で出張が続いたので鳥達とは別居中。
明日迎えに行きます・・・。お風呂の水の音がすればぎゃー、
ドア空ければぴゃー、窓閉めればぎょぎゃ、いればうるさいと思うのが
いないとやっぱちょっと寂しい・・。


何か楽しいお名前の人が多いですねぇ。

みなさん初めまして。セキセイ&キキョウ飼いです。

とりあえず、かさねがさね、たびたび(笑)、「野鳥」の雛について。
あくまで基本は人間が手を出してはいけません。
カラスについては、近くに親がいた場合人間はおそわれます。
むやみに近づかない方が賢明と思われます。と言うのも、先日私の友人の
同僚が頭をカラスに掴まれて転倒したという事故があったばかりなので。
(当人は、カラスに襲われたと言うことよりも、女子なのにとっさの悲鳴が
「うお!」であったことの方がショックだったそうですが)
巣のそばを通っただけでもおそわれるそうです。


雛が放置されているように見えるのは多くは人間の一方的な見方です。

たいていは親がちゃんと面倒見ます。手を出したい気持ちはすごくよく
わかるつもりですが・・・。

前にも書きましたが、例え雛がそのまま死んでしまってもそれはその雛の
運命です。親は死んでしまった雛の分、がんばって新しい命を育てます。

明らかに事故(巣ごと落ちていた。猫がくわえてきた。)
と思われる意外はそっと見守ってあげましょう。巣ごと落ちていたような
場合は、安全な場所に雛を移せばたいていの場合親が引き続き面倒を見ます。

人に餌をもらうことを覚えてしまった野生動物のトラブルはみなさんご存じ
ですよね。こらえるのも愛情。いかがでしょうか。

ちなみに小鳥に次いで人間が誘拐しがちなのが子鹿だそうです。
そんな地域にお住まいの方。藪の中でじっとうずくまる子鹿は動けないのでは
無く「動かない」のです。そのうちママが帰ってくるそうなので、決して
手をお出しにならないように、と言うのをやっぱりいつかのNHKで(笑)。


後、闘病中の子、がんばって!はしぞうちゃんもね!!


どうしても雀の雛を拾ってしまった人にこの本を。
「小雀物語」クレア=キップス著(小学館ライブラリーアウトドアエディション)

今の飼育方法から考えれば結構乱暴な、と思えるところもありますが、
12年(!)の生涯を著者と過ごしたスズメ「クラレンス」の一代記です。

上記の通り飼育法の方は参考になりませんが、「小鳥」の不思議さと
愛らしさを再認識させてくれます。写真も可愛いっす。

ではみなさんのまわりの鳥さんたちが無事に巣立ちますように。
うちの向かいの椋鳥はそろそろかな?

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