昨今は、お祭りや縁日でもヒヨコは御法度扱いということで珍しいお話しです
ね。
ヒヨコ自体は、初生時の餌付けができていれば、手のかかることはありません。
種類が肉養鶏（ブロイラー）の品種なのか、採卵鶏（レイヤー）の品種なのか
で給与する餌の種類を考えると良いと思います。
量販店やペットショップで鶏の餌というと、大体が採卵鶏の成鶏用の餌になっ
てしまいますので、ヒナのうちはマッシュと呼ばれる粉状の餌でそれぞれの種
類に応じたものが良いと思います。
販売されている重量規格や種類から、これらが入手困難であれば、採卵鶏の成
鶏用のものを細かくすりつぶしてあげて下さい。
それと、少し成長してきたら青菜と砂粒が必要になります。今の多数羽飼育さ
れている鶏は筋胃に潰瘍やビランが形成されている個体が多く、これは粉状の
餌が主体で筋胃にも砂粒が補給されていないためのようです。

その他に、様々な疾病があり、ワクチンの必要性もあるのですが、こちらは残
念ながら１〜２羽の数を相手にしているのではなく３０００羽くらいの量単位
になってしまうので、接種できないかもしれませんね。鶏のウイルスは、風や
野鳥によってかなり遠隔地まで運ばれてしまうことが多いので、心配なことは
心配なのですが、ちょっとむずかしいかもしれませんね。

小鳥の飼育書等を読むと盛んに栄養について触れており、早く大きくすること
に力点が置かれていますが、これらにはあまりとらわれる必要はありません。
むしろ、カロリーオーバーによる弊害を心配した方が望ましいくらいです。
鶏の場合は、もとより飛翔ができず体重増多で脚を傷めてしまったら、かえっ
て不都合が生じます。食べさせた分量に見合う運動を確保するように心掛けて
ください。
＃ブロイラーの雄などは、とくに大きくなりますので、注意が必要です。

さらに大きくなってからはケヅメによって本当に痛い思いを経験することにな
りますので、こちらも御注意を！

フクロウも運動をあまりしない鳥なので体重管理が必要な鳥ですね。止まり木
に工夫がいると思います。
餌となる動物の健康管理もフクロウ以上に気をつかう必要があるように思いま
す。
でも、フクロウは例えブリーディング個体であろうと元々が野生動物ですので
ペットとしての飼育はお勧めいたしかねます。