獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200312-40

2題です。
投稿日 2003年11月26日(水)15時14分 GO

JUNさんへ。

人の手のひらを思い浮かべれば良いと思うのですが、
子供は眠くなると手足が暖かくなりますね。
インコ飼いのベテランさんからも、インコは「眠くなると足の裏が暖かくなる」
という話を聞いたことがあります。私もそう思うことがあります。
お話の様子では全く健康なようですから、気になさることはないと思います。

>雛の頃は別として籠に移ってからは温度管理に無頓着な環境で成鳥になりました。
>その後、温度管理の大切さを知って28〜30℃に保つようにしたら
>過剰産卵になってしまい今は餌なども工夫しつつ25℃前後にしています。

日本の気候に馴致させるという点でそれも立派な育て方かと思います。
今は保温する飼育方法が一般的ですが、健康な鳥さんならば、
10度を下回らない環境なら十分冬超えはできるでしょう。
(もちろんヒナや老鳥、日本で初めて冬を迎える個体は別ですし、
一日の間で寒暖の温度差が大きい場所は補正する意味でも保温すべきだと思います)
私の家はコザクラ1、ボタン2で、保温はしていますが24度までです。
冬期に高い温度をキープしていると、メスの場合は産卵の危険性がありますね。
鳥さんは、普通は一年のうちで一番気候の良い季節に産卵期があるのですが、
冬に過剰な加温をするとそのリズムが壊れちゃうようです。
冬の産卵は母体にとって、とても危険な状態になるケースが多いです。
そういった意味からも過剰な加温は、再考の余地があると思いますね。

ちゃあさんへ。

獣医師広報板にも各自治体の野生鳥獣保護窓口リストがあります。
一応、ご覧になられると良いかと思います。(下のリンクです)
ただ、ドバトに関しては引き受けが難しいところが多いです。
ご自分で救った命、縁ですから、相当気長に里親探しをするか、
飼育を続けることを視野に入れたほうが良いかと思います。
最後に余計なお世話ですが、ネコ飼いさんたちが
室内飼育を励行なさってくださることを、鳥飼いとして願っています。
http://www.vets.ne.jp/wild/

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