獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200806-103

小鳥大好きさん へ
投稿日 2008年6月25日(水)11時14分 投稿者 チャラ

こんにちは。小鳥大好きさんとは、以前一度こちらで会話させて頂いたことのある者です。
…sutemaru先生の仰る様に、セカンドオピニオンを私もお勧めします。
私も文鳥の腫瘍で悩んだことがあります。翼角部分にできものが出来、雛の頃よりの掛かりつけ医院で診てもらいました。「今の所、まだ腫瘍がかなり小さいし、良性の可能性も高い。患鳥が気にして突ついたりもしていないから、腫瘍が大きくなって来るようだったらば検査をしましょう。すぐに、をご希望されるならそうしますが、患鳥はやや貧血気味の血色だし、細胞摂取の検査によってショックをおこして万が一ということもあります。どうしますか?」と訊かれ悩みました。悩みました、が「万が一」がどうしても怖かった事と、穿刺検査での当鳥の苦痛を思うと二の足を踏んでしまい、先生の仰った『取り敢えず経過見』に逃げました。
経過は詳しくは長くなるので書けませんが、結果、腫瘍は外見上全く変化を見せず検査をしないまま、腫瘍部分とは全く関係の無い他の身体症状(外的・内的症状含)が色々と相次いで発現し、その都度対症療法としての投薬を受け続け、一年後のある日、突然吐血して亡くなりました。医師に言われたわけではありませんが、内臓に転移したせいではないかと思っています。早々に検査をしておけばよかったのではないか。安易に感情的な苦痛逃れをせずに他病院のセカンドを仰いで、もっともっと飼い主として考えられる手をつくして、悩んで、治療法を模索するべきだったのではないか…。今も後悔はつきません。
今診て頂いている先生を信頼して通院されているわけですから、セカンドを受けることに躊躇するような気持ちもあるかと…思います。人間自身の場合でも、ずっと信頼して掛かってきた先生が居られると、他医師のセカンドを躊躇う傾向にあるようです。でも、患鳥は自分で治療の選択も意思表示もできないわけで…。飼い主が模索して選択するしかないのですもの…セカンドといわずサードでもフォースでもすればよかった…と。私は現在も後悔中です。
良い結果とならない限り、どんな場合も後悔は付き物かと思います。同じ後悔するのであれば、考えられる手を色々探ってみて複数医師のご意見を前に悩んで。それならば少なくとも、私のような『飼い主として考えうる手を尽くさなかった後悔』だけはされないのではないかと思います。
横から感情だけで嘴を挟んで申し訳ありません。過去の自分がフラッシュバックして…。
苦しくてお辛いとお察しします。どうか愛鳥さんのために、頑張って悩んであげて下さい…陰ながら応援しています。

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