獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200809-59

インコの習性について
投稿日 2008年8月26日(火)12時51分 投稿者 ぴっちい

うちのインコは、生まれたときから飛べません。
手乗りにする為に自宅で孵えした雛を一羽だけ鳥かごに入れて飼っています。
飛べなくても、飛び降りることはできます。体調も良好です。
その子はいつも居間にいて、家族の誰かが外から帰ってくると、甲高い声で鳴きます。
部屋の中から帰ってきた人の姿が見えなくても、僅かに声が聞こえただけで分るようです。
でも家族以外の人が来ても鳴きません。
家族の中の一人と、家族以外のたくさんの人が外にいるときも、多分たくさんの声の中からそのたった一人の声を聞き分けているのか、鳴いて呼びます。(家族以外の人だけのざわざわした声には反応しません)
庭にやってくる別の種類の鳥の声は、真似はしますが(しかもとても上手に)、その鳴き声に応える様子はありません。
でも外で飼っているインコ(十数羽)たちの声が居間まで届くので、それにはたまに応えて鳴いています。
自然界の鳥達の世界では、遠くの仲間と更新する手段として声が重要なように思えるのですが、彼らは相手の姿形も見分けているのでしょうか。
人間に飼われている鳥(うちの場合はインコですが)でも、やはり声に頼っている気がします。
ただ、我が家の、家の中で飼っているインコだけに関して言うと、家族の一人一人を声を聞き分けるだけでなく、その姿形を‘見分けて‘いるように感じます。私が居間に入っていったときの反応と、他の家族が入ったときの反応は明らかに違います。
それどころか、廊下を歩く、階段を降りる足音だけでも分るようです。
家族が帰ってきたときにの鳴き方や、自分が好きな人に対する落ち着きのない感じなどは、まるで以前飼っていた犬のようだと思えるときがあります。
今までも、インコや文鳥を飼ったことはありましたが、今いる子は、‘鳥‘なんだよね?と思うことが多くて、なんだか不思議な気持ちになります。
これは、その子が飛べないということも関係あるのでしょうか。
うちの子は呼ぶと走って来ます。
かまってもらえないと気を引こうとしておしゃべりを始めたり(私とその子とでたまにおしゃべりの掛け合いをしたりするのでそれを仕掛けてきたり)、足元に纏わり付いてつついてみたり。


目が見えない人が、手の感覚が発達したり鼻がよくなったりするように、鳥の場合、飛べないなりの何か、別の感覚が冴えてくることがあるのでしょうか。
人間に対してより感心を持つようになるということも、その一つなのでしょうか。

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