８０日齢の鶏というと、大雛ですね。脚弱というと鶏ですと、２０種類以上の疾病が原因として考えられており、それこそ「脚弱症候群」という扱いになりますので、原因があきらかでないと治る治らないという判断にしてもできかねるところです。

鶏ではある種類のウイルスがひじょうに蔓延しておりまして、そのウイルスによる神経の炎症という例が４０〜６０日齢くらいで多発することが知られています。日齢から考えていけば、この辺りから鑑別していくのがよろしいかと思います。
通常の養鶏農家であれば、３０００〜１００００羽以上の飼育からスタートしていて、発症が相次ぎますので、そちらの方から鑑別しなくてはならない病気の範囲が搾られてきたりします。個人の家庭で飼育されているのであれば、逆、正体が分かりにくいかも知れませんね。

＞お聞きしたいのは、この脚弱という症状は投薬を続けていれば治るものなんでしょうか？

病気の正体と治療内容が合致しているかによって、大きく左右されますが、残念ながら、中には治療方法のない病気も原因となっていたりします。
仮に、原因が栄養性の病気ということになると、鶏の品種・銘柄や餌の調合内容や酸化度も併せて考えなくてはならないと思います。