獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200809-85

Re:Re:Re:Re:Re:内臓腫瘍と関節炎
投稿日 2008年9月26日(金)21時50分 投稿者 ぴっちい

こんばんは。
私もこれまで育ててきた小鳥を、やはり病気(?)で死なせてしまったことがあるので、悲しい気持ちは経験したことがあります。
(?)と書いたのは、結局はほんとに何かの病気だったのかどうか判明しなかったからです。
けれど正常でないのであれば何かしらの病だったのだろうと思います。

あの子はセキセイインコの、恐らくオスでした。
きっかけはストレス性の、羽毛を抜いてしまうという症状でした。
それがあって以来、気性が激しくなってしまい、手乗りではありましたが人をつつくし、カゴにはなかなかもどせないし、壁に留まって壁紙を引きちぎる始末で、手がつけられない暴れん坊になってしまいました。
それから鼻が茶色いかさぶたのようになってしまったり、鼻水が出たりと、いろんな症状がでてきてしまい、最後は気が狂ったように部屋の中を暴れまわり、あんなに小さな体なのにあちこちにぶつかる音がどすんどすんとすごく大きな重い音でびっくりするほどでした。
夜中にカゴの中でばたばたと暴れ、翌朝亡くなっていました。

私はあの子の原因不明の症状に、ただ獣医さんに通うしかありませんでした。
お医者さんは、はっきりと原因は解らないと言いました。
でも一生懸命、あの子の為にできる治療をしてくれました。
私も、つつかれたりかまれたりしながら、無理矢理掴んで薬を飲ませたり、鼻に薬を塗ったりしました。でもきっとそれ自体があの子にとってのストレスだったのかもしれません。
あの子にとって何が幸せなのか、やはりそれが一番大事なことだと思います。
飼い主であるならば、本でいろいろ調べたり、観察する目を養うことは必要ですし、獣医さんと同列とまではいきませんが、病状について尋ねたり、その子の普段の様子を主張する最低限の会話が成立しなければ、私の場合は心配になります。
全部のお医者さんがそうであるわけではありませんが、小鳥のことを専門的に診れる方は少ないのではないでしょうか。
体が小さく、ほんの少しの出血でも死んでしまうかもしれないような生き物です。
それでも飼い主にとっては大きな存在ですし、大切な家族です。
人間の場合もそうであるように、やはり患者側も協力するのが当然だと思うのです。
メールでのやりとりも、説明できることには限界があると思いますし、必要ならば鳥の専門医を探し、遠くても出かけて行くとか、それができなければ電話で聞くとか、考えられることはいくつもあります。
最初に出会ったお医者さんが信頼できるかどうかは、やはり自分で見極めないといけないと思いますし、そのための質疑は必要だと思います。
私が死なせてしまったインコがお世話になっていた先生は、ほんとに親身になってくれましたので、もしかしたら治療方法は他にもっとよいものがあったのかもしれませんが、その時はそんなこと考えませんでした。
私も、先生も、あの子の為に全力を尽くしました。
これは飼い主のエゴかもしれませんが…
少なくとも先生を責める気持ちなど全くありませんでした。

小さな小鳥の看病は心労も募るばかりかと思いますが、いろんなことへの強い思いをその子の為に尽くしてあげてください。
飼い主の愛情は何よりいい薬になるのではないでしょうか。
応援しています。

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