チーママ　さん

調査のための麻酔と言っても、どのようにするために必要か、つまり外科手術
ができるほどの深麻酔が必要なのか、動きをある程度抑えるためなのか、また
沈静がかかるまでの時間、覚醒するまでの時間、そして用量をまちがえれば
殺してしまう事だって簡単に起こります。つまり麻酔というのは高度医療技術
に属しますので、どうしても必要であれば野田さん自身が直接爬虫類専門医に
相談されることが良いのではないかとおもいます。

ＧＯ　さん　　　　

まず雌雄の鑑別ですが、やはり一般的なのは尾の長さと太さ、総排泄孔の位置
でしょう。
一般的にオスの尾は、ペニスを収納するために太く、交尾のために総排泄孔が
より先側に開口しています。
また性的２性を示す種もあります。つまり腹甲がオスでは凹んでいる、臀甲板
がオスでは内側に円まる、頭部の横幅がありガッシリしている等など。

ちなみに以前にも言いましたが、去年中野のは○くらで一目ボレして衝動買い
したホルス。甲長は１２ｃｍほどですが、性的２性がすごくはっきりしていて
オスは頭ががっしりしていて、後肢のところの縁甲板が反り返り臀甲板は内側
に円まり、尾は長く太く、上から見てもオスっぽい。これに反しメスは頭部も
小さくやさしい顔つき、甲は丸っこく尾は短く上から見てもメスっぽい。
それがとても気に入っています。
性成熟の話しですが、これは年齢と甲長の両方の因子で決まるのではないかと
思っています。以前うちにいたヒョウモン、年齢がだいたい６〜７才、うちに
来て足掛け５年。甲長４０ｃｍくらい、体重６．５ｋｇくらいではじめて産卵
しました。今いるやつはＷ．Ｃ．で甲長２６ｃｍ、体重２．５キログラムで持
ち込み腹で産卵しました。前者が１５個、後者が５個でした。
ホルスは普通性成熟には１０年以上かかるといわれていますが、それは野生の
個体の話しで、人が飼っているやつはもっと早く性成熟するのではないかと思
っています。
最後にどこで性成熟したか判断するかはその種類ごとにもっとデータが集まら
ないとわからないでしょう。現在幾つかの種類ではだいぶデータが集ってきて
いるようです。５〜１０年、アバウトですがいいせんですね。
あまり答えにならなくてすみません。