獣医師広報板ニュース

爬虫類・両棲類・カメ掲示板過去発言No.2000-200208-3

マムシについて
投稿日 2002年7月1日(月)17時01分 プロキオン

マムシの分布は、北海道から九州まで日本中に広く分布しており、生息地域に
よって色彩が黒色から赤色まであります。
体調は大凡60cm内外であり、頭の三角形は広く信じられている程三角ではな
く、正三角形よりは二等辺三角形と考えていた方がよいです。
また、胴体から尾に移行する部位で急に体が細くなっているという特徴があり
ます。青大将の幼体にも マムシ特有と思われている「銭型模様」が見られる
ことがあり、体長と急に尾が細くなっている点が鑑別のポイントとされていま
す。
生息環境は、山にも里にもいますし、谷川にいたりする反面、田畑の縁の草む
らでも見かけることもありあす。夜行性と言われている反面、曇りの日には日
中からも活動しています。
一番問題となる毒については、「神経毒」を含む「出血毒」であると言われ、
血液や細胞、組織を破壊するために咬傷部位は、腫れ上がり、皮下の出血や吐
き気、痺れ等が出て来ます。死亡率は、それ程高くないので、咬まれた時には
慌てないで落ち着いて処置をすることが大切です。

俗に、傷口を少し切開して毒を吸い出すとか、心臓に近い部位をキツク縛ると
か、患部を水や氷で冷やすというようなことは素人判断ではやらない方が良い
ようです。
これらは、患部の組織破壊を助長してしまう恐れがあるからです。一つ一つの
処置としては良いのですが、加減がわからなければ、やり過ぎはかえってよく
ないためと理解して下さい。
咬まれたのなら、まず慌てずに落ち着いて、縛るのであれば血行を遮断しない
程度に緩く縛ります。あとは早急に病院へいくことです。
マムシの毒については、「抗毒素血清」が製造されていますので、これを使用
することが一番の対処方法です。
「抗毒素血清」は、商品として考えると、あまりに使用頻度が低く、需要が少
ない商品ですが、医薬品にはロスを承知で製造しなくてはならない商品もあり、
これもそんな商品の1つと言えます。
地域の機関保健所には、常備が義務付けられていますので、担ぎ込まれた病院
に用意してなくても そちら経由で対応できます。

マムシの攻撃範囲はおよそ50cmと言われておりますので、マムシであろうが
他の蛇であろうが、蛇に気付いたのであれば、近付かないで距離をとるという
のが、お互いの平和と安全のためと言えます。

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